2016/04/07

2016年4月7日(木曜)昨日6日 海外市場の動き

2016年4月7日(木曜)昨日6日 海外市場の動き

原油価格(WTI)は在庫減に37ドル後半へ上昇。FOMC議事録は利上げは急がず。米株は小幅上昇、米金利も上昇、VIXは低下し、ドル売り傾向が続く。

予想外の在庫減少にWTIは一時37.90ドルへ上昇し流れはドル売りと円高傾向の維持へ。資源関連のAUD+NZD+CADは上昇、主要通貨のEUR+GBP+JPYも上昇し、午前1時にピークアウト。

午前3時のFOMC議事録では、世界的な経済と金融情勢は引き続き下向きリスク+海外の成長とドル高を懸念。4月のFOMCで意見は分かれるも総じて利上げは否定的。ドルは売り買いが交錯しドル売り傾向は残すも方向性出ず。

USDJPYは続落。昨日の瞬間達成の110円割れを再トライし、原油価格の上昇の中でも続落へ。一時109.50台で下げ止まるも、FOMC議事録で109.30台へ続落。他の主要国が午前1時にピークアウトするなか、JPYだけは買いの圧力を維持するも、終盤にかけ109.80台へ値を戻す。

EURUSDは続伸。欧州株高とドル売りの流れの中で、ファンド+投機筋+資本筋と幅広い買いに、1.1400の大台を上回り一時1.1430台へ上昇しピークアウト。FOMC議事録の発表後に1.1390~1.1430のレンジで上下するも方向性は出ず、緩やかな調整の売りへと変化。

AUDUSDは続伸。原油価格の上昇に0.7580台を上抜け0.7620近くまで続伸しピークアウト。FOMC議事録の発表後に0.7570まで一時値を下げるも底堅く0.7600近くで推移。

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FOMC議事録(3月16日)=世界リスクの上昇で、警戒が正当化される。海外の成長とドル高を懸念、ドル売りが強まる。一部は3月のFOMCで利上げを支持。

FOMC議事録(3月16日)=多くの参加者が世界的な経済、金融情勢は引き続き下向きリスク。参加者のうち数人が、4月の利上げは米経済に対するリスクの高まるりのなか、誤ったシグナルを送ることになると反対。一部は4月の利上げは正当化される可能性を指摘。

ブラード・セントルイス連銀総裁=FOMCはいつでも行動する権利を持っている、すげての会合で行動可能。世界の問題は自分の米国経済の見通しを変えていない。

ブラード・セントルイス連銀総裁=インフレ期待が上昇した場合、利上げを支持する可能性がある。第1四半期のGDPは常に弱い傾向がある。

メスター・クリーブランド連銀総裁=金融市場が年内1度の利上げしか見込んでいないが、FRBの政策行動の妨げにはならない→ 金利先物相場は現在、年内1度、12月のの利上げを織り込む。

米エネルギー省(EIA)週間石油在庫統計(4月1日まで)=原油在庫-490万バレルと減少(予想320万バレル)。原油在庫は過去最高を記録した前週から予想外に減少。製油所の処理量が増加したことに加え、輸入が減少したことが背景。稼働率も1%上昇へ。

全米石油協会(API)の週間統計=国内全体の原油在庫が予想外の-430万バレルと減少。

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