2016/04/06

2016年4月6日(水曜)5日の海外市場

2016年4月6日(水曜)5日の海外市場

ドル円瞬間110円の大台を割り込む。

原油価格(WTI)はクウェートのOPEC理事が増産凍結で仮合意を示唆、一時36ドル台へ上昇するも、ダウ平均は逆に-133.68ドル下落し、米10年債利回りも1.762→1.718%へ、2年債も0.736→0.716%へ低下。

ラガルドIMF専務理事は、中国経済・資源価格安・金融状況の引き締まりに世界経済の先行きを危惧。黒田日銀総裁、菅官房長官らの円高警戒発言にも、止まらず円高。

米貿易赤字は予想を上回り、米PMIとISM非製造業景気指数は予想より強く、JOLT労働調査は求人件数は高水準ながら予想を下回る。

USDJPYは、午前1時前に瞬間110円の大台を割れへ。他の主要国通貨ではドル買いも弱まり、原油価格の上昇に110.50円台まで一時値を戻すも、上昇力は限定的。

EURUSDは、アジア・欧州市場で続落後1.1350~1.1380のレンジから、午後11時のオプションカットの1.1330台を底値に1.14台まで急伸。ドル買いの流れの中でも、安全資産グループなのかEURクロスの買いが強く上昇するも、1.14台を維持できず1.1380台へ。

GBPUSDは、アジア・欧州市場で続落、午後11時のオプションカットの1.4120台を底値に下げ止まるも、戻り高値は1.4170台と限定的。原油価格が値を戻すも、資源国通貨安の中で買いも鈍く、英国民投票潜在的なリスクも強くクロスでもGBP安の流れが続く。

AUDUSDは、アジア・欧州市場で続落、0.7500の大台を維持し、午後11時のオプションカットの0.7510台を底値に下げ止まるも、0.7510~50のレンジで推移。原油価格の反騰にもラガルド発言の影響もあるのか、AUDの買い戻しも鈍い。

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