2016/04/19

2016年4月19日(火曜)昨日18日、海外市場の動き

2016年4月19日(火曜)昨日18日、海外市場の動き

週明け月曜日、予想外に底堅い原油価格+株価に、ドル売り+円売りへ。

ドーハ産油国会議で増産凍結は決裂した影響は軽微なのか、織り込み済みなのか原油価格は底堅く推移。米株と米金利も上昇。アジア市場で過熱したリスク回避のドル買い+円買いから、リスク選好のパターンに変化し、ドル売り+円売りが続く。

WTIは5月39.93、6月41.37と先週末よりは低下するも、ドーハ会議の決裂にも底堅く推移。ダウ平均もモルガン・スタンレー決算が強く18000ドル台を維持、米10年債利回りは1.75→1.77%へ上昇。

為替相場は、アジア市場のドーハ会議の決裂+熊本震災に、日本株は大幅下落し、早朝からリスク回避のドル買い+円買いがスタートするも続かず。欧米市場では、予想外に底堅い原油+欧州株に激しいいドル売り+円売りへと変化。先週終値水準を上回り、米国市場に入ってもその流れは変わらず。

USDJPYは、アジア・オセアニア市場の急落から、108.50円を超えてから投機筋のショートカバーが炸裂、週末終値108.75円を超えて再上昇。高値は108.99円で109円の大台を達成できず伸び悩むも、高値圏で推移。

GBPUSDは、原油価格もパニック的な売りも見られず、欧州市場に入ると1.4130台をボトムに、ドル全面安の流れの中で1.4200台を回復。米国市場に入り1.4290近くまで続伸し上げ止まるも、強さは維持。

AUDUSDは、アジア・オセアニア市場の急落から、欧州市場に入り0.7640台をボトムに0.7680台を超えると買いが加速、先週末の終値0.7720を超えて0.7760近くまで続伸し上げ止まるが、強さは維持。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

英国民投票のICM電話調査=残留54%、離脱46%、オンライン調査は共に50%と拮抗。

増産凍結をめぐるドーハ会合決裂したが、クウェートの石油労働者によるストの影響で原油生産が60%超押し下げられていることが材料視され、原油価格の下げも限定的。

ダドリーNY連銀総裁=ほとんどが好ましい内容。労働市場が一段と強くなり、これまでインフレを抑制してきた一過性の要因がなくなるのに伴い、インフレは今後数年かけて当局が目指す2%に戻ると確信。

モルガン・スタンレー決算=予想を上回る四半期利益を発表し株価の上昇をリード。

金利先物市場=6月のFOMCまでの利上げ確率は約12%で、1月1日の段階では約75%。

黒田日銀総裁=日銀は物価安定の目標達成で躊躇なく行動へ、ここ数か月の円高でインフレ率2%への達成に向けた取り組みが損なわれる可能性。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁=イエレンFRB議長は政策のアプローチに予断もたず。FRBは政策が世界経済の展開に影響を与えると認識。

クノット・オランダ中銀総裁=ECBの金利は当分上昇しないと考えることが現実的。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※