2016/04/16

最新のIMMポジション(4月12日集計分)から

最新のIMMポジション(4月12日集計分)から


7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネット・ポジションは、+17,292コントラクトとなり、2013年10月29日以来となる歴史的なプラスへと転換をむかえた。

円のロングは66,190コントラクトとさらにロングを積み増し、ユーロのショート53,487、ポンドのショート46,506を相反するポジションが形成されており、円の先高期待は相変わらず強い。

4月11日に107.60台の円高値を付けてから、4日連続で戻り高値を更新し円売りへと変化し円ロングの調整が強まっていたが、先週15日(金)に再び円高へと動き、週末のドーハ産油国会議のリスクを気にしての変化となっている。

原油価格と連動性の高いカナダドルも4月5日に2015年6月来となるショートからロングへと転換し、原油価格の上昇に引っ張られている。

ユーロとポンドはショート・ポジションで大きな変化は見られず、6月23日のEU離脱を問う国民投票で賛否が拮抗し、リスクを回避する動きが早くも続いている。


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