2016/04/17

今週の主な材料(4月18日~4月22日)


今週の主な材料(4月18日~4月22日)

17日(日曜)のドーハ産油国会議の結果が原油価格の変動につながり、金利、株価、為替相場への影響は大きいものがあります。増産凍結で合意する

ことができるのか、できないのか? 仮にできたとしたらそれが実行できる可能性はどうなのか? 今週の為替相場はこれが最初で最大の試練になりそうです。

現段階では、ドーハ産油国会議の結論が分からず、判断材料に欠けることは否めません。ロシア、サウジ、ベネズエラ、カタールの主導による生産水準を維持することで合意しており、参加保留といわれているノルウェーや、不参加を表明しているイラン、ブラジルが参加し合意することができるのか、今週の為替相場は、その影響を受け、株、為替、金利が変動することに間違いないことでしょう。

重要と思われる今週のイベントは以下の通りです。
2016/4/18 ダドリーNY連銀総裁講演
2016/4/19 豪中銀議事録公表
2016/4/19 スティーブンス豪中銀総裁発言(NY)
2016/4/19 カーニーBOE総裁議会証言
2016/4/19 ポロズ・カナダ中銀総裁講演
2016/4/20 英雇用統計
2016/4/20 ポロズ・カナダ中銀総裁議会証言
2016/4/21 ECB理事会
2016/4/21 ドラギECB総裁記者会見
2016/4/22 カナダ消費者物価指数

原油価格意外では、いつもながら21日のECB理事会とドラギECB総裁の記者会見は重要で、ユーロ相場に影響を与えることになるでしょう。ただ今回は、金融政策の据え置きが予想されており、追加緩和の可能性は非常に少ないと思われます。また、ドラギECB総裁の記者会見でも、追加緩和の可能性を否定するとは思われず、サプライズは期待できそうにありません。

それ以外でも今週は要人のは発言が多く予定されています。ダドリーNY連銀総裁、カーニーBOE総裁、スティーブンス豪中銀総裁、ポロズ・カナダ中銀総裁らの発言は過去の例からも変動リスクが高くなっており、注意が必要です。

豪中銀議事録では、4月5日の議事録で、「低インフレで追加緩和の余地残る。豪ドル上昇が経済の調整を複雑化させる可能性に留意。労働市場が改善されているのか見極めに」とあり、詳細を注目しています。また、英雇用統計、カナダCPIと共に相場変動が高く注目しています。

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4/18(月)         
07:45    ◎    NZD 第4四半期 消費者物価指数
23:00    ◎    USD NAHB住宅市場指数
21:30    ●    USD ダドリーNY連銀総裁講演

4/19(火)       
10:30    ●    AUD 豪中銀議事録公表
18:00    ◎    GER ZEW景況感調査
21:30    ◎    USD 住宅着工件数・住宅建設許可件数
22:30    ●    AUD スティーブンス豪中銀総裁発言(NY)
23:35    ●    GBP カーニーBOE総裁議会証言
00:00    ●    CAD ポロズ・カナダ中銀総裁講演

4/20(水)        
08:50    ◎    JPY 貿易統計(通関ベース)
17:30    ●    GBP 雇用統計
23:00    ◎    USD 中古住宅販売件数
05:45    ●    CAD ポロズ・カナダ中銀総裁議会証言

4/21(木)        
17:30    ◎    GBP 小売売上高
20:45    ●    EUR ECB理事会
21:30    ●    EUR ドラギECB総裁記者会見
21:30    ◎    USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30    ◎    USD 新規失業保険申請件数
22:00    ◎    USD FHFA住宅価格指数
23:00    ◎    USD 景気先行指数総合指数
23:00    ◎    EUR 消費者信頼感・速報値

4/22(金)       
17:00    ◎    EUR 総合PMI・製造業PMI・サービス業PMI・速報値
21:30    ◎    CAD 小売売上高
21:30    ●    CAD 消費者物価指数
22:45    ◎    USD 製造業PMI・速報値

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