2016/04/27

2016年4月27日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年4月27日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

FOMCを直前に控え、多くを語れず。

市場のコンセンサスは、FOMCは金融政策を据え置きは固く、6月の利上げ示唆=ドル買い、示唆なし=ドル売り。と思われるが、円相場は株価の連動性が高いため、この理屈通りになるのか不明。

アジア市場からAUD+NZD売りが続き、JPY+EUR+GBPは上下変動するもレンジを抜け出せず。

原油価格は一時45ドル台へ、欧州株は小幅上昇、米金利は小幅低下。

朝から続く、弱いNZの貿易収支+弱すぎる豪CPIに、AUDの売りがNZDの売りを誘発し、欧州市場に入ってもその流れは変わらず。

AUDJPYは、朝方の86.20円台→85円の大台を割り込み、欧米市場は84.40円台まで続落。NZDJPYは、76.80円台→76.10円台まで続落、原油価格の上昇のサポートも売りの流れを変えられず。

USDJPYは、110.00~40のレンジで変わらず、株価の変動や原油価格の上昇にも大きな変化は見られず。円クロスは、EURJPY+GBPJPYは堅調で、AUDJPY+NZDJPYは続落し、原油価格の上昇にも関わらず、CADJPYは上昇も限定的。

EURUSDは、1.1290~1.1335レンジで、GBPUSDは、1.4550~1.4620のレンジで変化に乏しく完全にFOMC待ちの状態。ただし、EURAUDやGBPAUDでは上昇傾向が続く。


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カーニーBOE総裁=英国のEU離脱でポンド急落による物価上昇による、影響がどうなるのか予測できず。

労働党議員は3月29日、カーニー総裁に対し、国民投票の結果を受けてポンドが20%下落した場合の影響について質問→ 総裁は10%の通貨安で2~3年後のインフレ率は1.5%低下と答えた。

英産業連盟(CBI)4月小売売上高=-13(前回7)と2012年1月以来の水準へ。

OECD=英国のEU離脱賛の成派が多数を占めた場合、経常赤字は拡大し、ポンドは下落するとのリポートを公表。

レーン・ECB理事=金融政策措置は完全に指標次第、3月のインフレ見通しの引き下げは追加措置を実施するのに十分だった。今後の見通しを見守る。

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