2016/04/23

最新のIMMポジション(4月19日集計分)から

最新のIMMポジション(4月19日集計分)から


7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネット・ポジションは、+23,110コントラクトとなり、歴史的な通貨のロングは2週間目に入った。

円のロングはさらに拡大し、私がデータを保存し始めたあ2009年1月から初めて7万コントラクト台のロングとなった。日銀のマイナス金利から始まり、弱すぎる日銀短観や熊本地震を経て、ドーハ会議を経て上昇傾向にある原油価格の上昇と株高をへて現在に至っていた。

逆に、週末の金曜日、日銀が追加緩和を実施する可能性が高まり、日本株高=円安へと変化。今まで積み重なった円ロングポジションの激しい巻き戻しが、突然現実のものとなり、USDJPYが111円台後半まで上昇。

ユーロは、相変わら大きなショートポジションを維持しているが、前週より若干減少。逆に、ポンドはショートが増加し、7通貨の中でNO.1のショートポジションとなった。

しかしながら、週後半は英国民投票の世論調査で残留はが盛り返し、公的機関やオバマ米大統領の残留後押し発言に、6月23日のハプニングを意識したポンドショートポジションの巻き戻しが強まっており、ポンドは全面高。ポンドショートは減少している可能性は高い。

カナダ、豪ドル、NZドルは、商品価格+原油価格の上昇もありロングを拡大中で、続伸の可能性が高くなっている。

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