2016/04/28

2016年4月28日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年4月28日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

日銀ショックから目覚めはいつになることやら!

ダウ平均は小幅下落、原油価格(WTI)は続伸し45ドル台半ばで推移。米金利は小幅上昇へと変化。

為替相場は、日銀ショックから目覚めることもなく、ドル円は108円台半ばで推移。108円でボトム感が強まる。3円超の大変動の後だけに、1円幅超の変動は避けられず、108~109円で上下変動が強まる可能性が高まっている。

円クロスでは、主要通貨の全てで大幅な円高となったことで、しばらくは円急騰の影響が続きそうな雰囲気である。ただ、先週と今週の上下変動の大きさを見るにつれ、円相場の思い込みは危険でもある。

引き続き、豪州の弱すぎるCPIに豪中銀の緩和の思惑は消えず、AUD売り+NZドル買いの流れは止まらず、

独失業者数は減少し改善へ、ユーロ圏景況感指数は上昇、独CPI・速報値は予想外に低下し、ECBの追加緩和の余地は残る。

米第1四半期GDP・速報値も弱く、FOMCが利上げを急がない要因ともなっている。新規失業保険申請件数は予想を下回り改善傾向が続く。

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ドンブレット独連銀理事=インフレ率が現在の低水準で推移している限り、独連銀はECBの超低金利政策には何の問題もないと考えているが、絶対に必要な期間からは1日たりとも長く継続すべきでない。

ドイツ卸売・貿易業連合会(BGA)=ECBの政策によりユーロは当面上昇しない。金利は今後数年間は低水準に抑えられるだろう。ドラギECB総裁がユーロの上昇を阻止へ。