2016/04/07

どこまで続く円高相場?

どこまで続く円高相場?

円相場はいったいどうしたのであろうか? 海外勢は完全に円ショートに見切りをつけ、長期ポジションの巻き戻しに入っている。

115円の壁がやぶれてからは、ベア派とブル派が交錯するなか、110円も予想外とでもいえるほどすんなりと割り込み、現在は108円台で推移。

本来は原油価格に左右され、原油安=円高、原油高=円安が、最近は連動性がなくなりつつあり、円相場はドル円に限らず、全ての通貨ペアで円の買いになっている。

テクニカルでは円高で決まりではあるが、ファンダメンタルズでは潜在的な円安要因をひきずりながら、どのくらいの人が円売りで利益を得ることができたであろうか?

かく言う私も、頭は円売りの思いが消えることはできないが、目の前の円高変動は、過去に何度か経験した激しい円高の動きとダブり、底値が見えてこなくなっている。

過去の動きを見れば、105円が一つの大きなポイントとなっており、この水準がとりあえずの目安となるが、これを割り込むと次を判断するのが難しくなる。

振り返ってみれば、今年1月からCFTCのYENポジションは長期間続いたショートからロングに変化し、ロングが積みあがっていたことを思い出す。海外勢は2012年10月から続いた円ショートからロングに変化していたとはさすが!!