2016/04/18

2016年4月18日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年4月18日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

ドーハ産油国会議の決裂と熊本地震、日経平均株価は16275.95円-572.08(-3.4%)下落、原油価格は-2.09ドル(-5.01%)下落し40ドルを割り込み、円は全面高へ。

先週末終値から大幅に円高へと動き、USDJPYは一時107.80円台まで下落、EURJPY+GBPJPY+AUDJPY+CADJPY+NZDJPYと、主要国通貨に対して円大幅に上昇。

サウジはイランが加わらない増産凍結は検討しないとのムハンマド副皇太子の主張は変わらず。一部で期待されてい暫定的な合意はできず、再協議は不明となっている。

この決定を受けた早朝のオセアニア市場は、週末に発生した熊本地震の影響もあり、薄商いの中で円高が加速、日経平均株価の大幅安も加わり、円は全面高の展開となっている。

USDJPYはテクニカルでも先週に109.50円以上をつけながら、108円を割り込んだことや、円クロスで全面高もあり、円高センチメントが急速に高まっている。108.50円を回復できないようならば、さらなる売りドル売り・円買いが強まる可能性が高くなる。

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4/17 ドーハ産油国会議は増産凍結で合意できず。カナダドル急落、豪ドル急落。原油生産量(日量平均)について、今年1月の水準を超えないことで合意する見通しとの報道もあったが最終的に合意できず、失望感は隠せない。

4/15 G20声明=根強い下振れリスク指摘-成長後押しへ財政出動。

4/15 ドラギECB総裁(G20)=ユーロ圏の景気見通しは依然として不透明。低迷するインフレを押し上げる必要があればECBはさらなる措置を講じる用意がある。

4/15 ルー米財務長官(G20)=最近は円高が進んでいるが、為替市場は引き続き秩序立っている。→ 円高を容認するような発言で、日本の通貨当局の円高阻止の介入の可能性は極めて低いと思われる。

中国国家統計局=2016年第1四半期のGDPが前期比1.1%増と市場予想1.5%を下回った

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