2016/04/21

2016年4月21日(木曜)昨日20日、海外市場の動き

2016年4月21日(木曜)昨日20日、海外市場の動き

原油価格は急進、商品価格は上昇を続け、米株も強く、米金利は急進、ドル全面高!

WTIはEIA在庫統計の減少や5月増産凍結会議の再開期待に一時44ドル台まで上昇、CRBは2%近く上昇し上昇傾向が続く。ダウ平均は上昇幅を縮めるも前日比+42.67(+0.24%)へ上昇。米10年債利回りは1.785%→1.84%近くへ上昇。

為替市場は、米中古住宅販売も強くドルは全面高。いつもながらのドル高=円高とはいかず、ドル高=円安へ。USDJPYは109.80円台へ、EURUSDは1.1300を割り込み、GBPUSDは1.4330台へ下落、NZDUSDは0.6970台へ下落。ただ、原油高の影響に、AUDUSDは0.78近辺で底堅く健闘、USDCADも一時1.26を割り込むなど強さが目立った。

USDJPYは、いつものドル高=円高の動きは見られず、ドル全面高の中で、円売りも目立っている。上値を抑えていた109.40~50円をフィキシングから上抜け、一時109.88円近くへ上昇。110円の大台は簡単に上抜けできそうにないが、円高期待の反動も見られ、パターンの異なる動きが気になる。

EURUSDは、続落傾向は止まらず。株高+原油高にリスク選好パターンの影響なのか? ギリシャ問題を気にしているのか、追加緩和の可能性を気にしているのかは不明。先週の安値を割り込み、テクニカルでも200時間MAの1.1335近辺を割り込んでからは売りの流れが止まらず。1.1250が大きなポイントになっている。

AUDUSDは、資源価格の上昇に底堅く推移。ただし、0.7820台を高値に上げ止まっており、0.7850をクリアに上回るまではドルに対して強気になりにくい。クロスでのAUD回の流れは変わらず。

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ショイブレ独財務相=ゼロ金利の長期化が理にかなわないことは疑いようない。

原油価格=API週間統計での原油在庫増+クウェートでの石油労働者スト終了に下落するも、EIA週間石油在庫統計は在庫の減少が続き、産油国会議の5月開催の可能性も復活し、原油上昇へ。