2016/04/21

2016年4月21日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年4月21日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

原油価格は上下変動し、43ドル台半ばへ低下するも高値圏で推移。ダウ平均は小幅下落からスタート。米10年債利回りは上昇。

欧米市場の為替相場は、ドル売り+円売りで向かえ、新規失業保険申請件数は改善するも、米フィラデルフィア連銀製造業指数が予想外のマイナスへ。リビヤが石油生産を倍増する可能性を示唆し、原油価格・資源価格の低下に、ドル買い+円買いが強まり、資源関連通貨のAUD+NZDが弱く、CADも売りへ反転へ。

GBPUSDは、英小売売上高はマイナスで予想外に弱く直後1.4300台まで下落。1.4300の大台を維持し1.4440台へ続伸から、原油価格と米株の低下にドル買いが強まり、1.4320台へ急落。

EURUSDは、ECB理事会は予想通り政策金利を据え置き、ドラギECB総裁の記者会見で、下振れリスクを示唆、必要に応じて行動する用意を示し、景気の下振れリスクと低金利が続く可能性を示唆。原油価格と米株の低下にドル買いが強まり、1.1275まで急落。

USDJPYは、円安期待が強かったが、109.80円を越えた円安は難しく、主要国・資源国でドル売りから買いに変化する中、原油価格と米株の低下に、クロスで円買いが強く、109.30台まで円買いが加速。

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ドラギECB総裁記者会見=必要に応じて再度行動起こす用意ある。世界経済に関する不透明感が根強い物価安定の見通しの進展を注視し、必要に応じて責務の範囲内で利用可能なあらゆる手段を利用して対応する。

ドラギECB総裁記者会見=理事会は主要金利が長期間かつ資産購入期間後も、現在の水準もしくはこれを下回る水準にとどまると引き続き想定

ドラギECB総裁記者会見=世界情勢を取り巻く不透明性はくすぶっている。必要な限り適切な程度の金融緩和を維持することが不可欠だ。

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ドラギECB総裁記者会見=今後数か月でインフレがマイナスに転じる可能性も、そののち年末にかけて上昇へ。