2016/04/28

思うこと!


すでに4時間近くを経たが、激震の影響は止まず。

USDJPY111.70→108.10円、3.6円の急落、日経平均株価-624.44(-3.61%)

日銀は現状維持を決定。追加緩和の期待度は高くその反動に激しい円高+株安へ。頼みの綱の、黒田日銀総裁も「政策効果の浸透見極めていくこと適当と判断」と肩すかし。

投機は自己責任で、だれに文句をつけるべきものではない。しかし、今日の日銀の金融政策決定会合と黒田日銀総裁はやや別物と思えてならない。

FRBやBOE、ECBの政策変更のプロセスは、市場の動揺をできるだけ抑え、市場との対話を重視する方法に変わっており、政策の転換前に市場は十分過ぎるほど織り込むことができる(いつもではないが)。

ところが、今日のBOJは何だろう! 株価の維持と円安傾向の維持を目標としているのは、だれが何と言おうと現実のことであろう! 

ドル円が108台まで下落した4月上中旬、国会議員、官房長官、日銀総裁、等など。歪曲的に円高阻止を狙った発言を繰り返した人たちは、111円台まで上昇したことでほっと胸をなでおろしていたことでしょう!

今、日銀の決定と総裁発言で108円台まで値を下げたドル円相場をみて、何を言うのであろうか?

誰がどう考えても、今回は追加の利下げの期待はなかったものの、追加緩和を求める声は多く、日銀は資産の買い入れ枠を拡大すると思っていた。とくに今朝の弱いCPIを見ると誰に目にもそのように映っていたことでしょう!

市場や市場参加者に期待を持たせ、それを裏切る行為は、市場の変動を自ら作り、後々市場の反乱に遭遇する可能性が高いということを意味するのでは?