2016/04/25

2016年4月25日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年4月25日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

週明け月曜日、欧米市場の動きは緩慢。為替相場は総じてドル売りの流れへ。

原油価格(WTI)は43ドル台後半で底堅く推移するも、欧米株は総じて軟調。米10年債利回りは上昇に転じるも動きは緩慢。

為替相場も動きは緩慢で強い方向性はみられないが、やや利食い先行ムードへ。USDJPYが一時111円を割り込み、EURUSDは一時1.1270台へ、GBPUSDも一時1.4510台へと上層するなど、総じてドル売りの流れへ。

USDJPYは、先週末の激しい円安(含むクロス)+ドル安の流れも影を潜め、今週の日米金融政策を見守る動きとなっている。

欧州市場に入り、一時110.80台まで下落するも直ぐに111円台を回復、潜在的な買い圧力が感じられるが、最近のドル円相場の変動は大きくなる傾向にあり、110円~112円の間で上下に振れる可能性が高くなっている。

ただし、先週の急激な円売りの流れは、日銀の追加緩和期待に端を発してで、テクニカルでも円ベアになっているが、28日の日銀短観も相変わらず不透明で、積極的な高値を追って買う必要性は感じられない。

また、27日のFOMCもドル円相場に与える影響は大きく、結果を見るまでは新たな円売りの材料も乏しいようにも感じられる。

英国のEU離脱の可能性が弱まったことで、相変わらずポンドの買い圧力は強く、GBPJPYも160円をボトムに下げ止まり、一時161.20円近くまで上昇。ただし、先週末終値の水準となる161円超の上値は重く、利食い選好パターンがどこまで続くのかを注目。

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ブックメーカーでが英国EU離脱の可能性が弱まる=オバマ米大統領が英国のEU離脱を警告し、残留確率は64→74%へ上昇。

ショイブレ独財務相=ギリシャは現時点で債務救済は不要で、債務の持続可能性が確保されているというトロイカの判断が変わらない限り、今後も債務負担の軽減は必要ない。

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