2016/04/18

2016年4月18日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年4月18日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

週明け月曜の為替市場は、ドーハ産油国会合の決裂や熊本地震、日本株も大幅下落のリスク回避の流れの「円買い+ドル買い」も、アジア市場止まりで続かず。欧米市場は激しい「円売り+ドル売り」へと変化。

原油価格(WTI)は大幅下落が続くも6月期日40ドルの大台を維持、5月は39ドルを回復。米株は小幅上昇からスタート。米10年債利回りは1.77%へ上昇。

為替相場は円安+ドル安の流れが加速、主要通貨は先週末の水準を上回り、円はクロスでも全面安。

原油価格はドーハ産油国会議で増産凍結で予想を裏切り合意できず下落するも、パニック的な売りも見られず予想外に底堅い展開となっている。日本株も大幅下落にも関わらず、欧州株は底堅く推移し、米株も上昇からスタート。リスク回避から選好パターンへ急変した後は、ドルと円の下落が目立つ。

USDJPYは、108.50円を超えストップの買いがさく裂、先週末終値水準の108.75円近辺を上回るとさらなる買い戻しが強まり、主要国でドル売りが強まる中で、円は全面安の流れとなっている。

GBPUSDは、原油価格もパニック的な売りも見られず、欧州市場に入ると1.4130台をボトムに、ドル全面安の流れの中で1.4200台を回復、投機筋の買い戻しが加速し1.4230台まで上昇。

AUDUSDは、欧州市場に入り0.7640台をボトムに0.7680台を超えると買いが加速、先週末の終値0.7720を超えて0.7730台まで続伸。


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独連銀月報=独第1四半期は輸出より内需主導で力強い成長となったが、第2四半期は鈍化見通し。

ダドリーNY連銀総裁=米国は著しい不透明性、逆風に直面している。インフレが今後数年で2%に戻ると自信。金融政策の調整は段階的に注意深く。労働市場の状況は著しく改善。米国経済はおおむね楽観的。