2016/04/16

2016年4月16日(土曜)昨日15日 海外市場の動き

2016年4月16日(土曜)昨日15日 海外市場の動き

17日ドーハ産油国会合を前にして、原油価格は続落、米株も小幅下落し、米金利も低下、週末リスクを前にしてリスク回避の動きが強まる。

WTIは40.40ドルへと低下、ダウ平均は-28.97(-0.16%)下落、米10年債利回りは1.7919→1.7518%へ低下。DXYは94.902→94.696へと低下しドルは下落。

一日を通じてみると、週末・ドーハ会議を前にしてポジション調整と不透明な結果に対してリスク回避の動きとなった。その中で、NZDの上昇が目立ち、円高もそれに続く。円はクロスでつ強く、NZDJPYを除き他の主要通貨で上昇へ。

アジア市場に発表された中国の経済指標は予想を上回り、関連通貨高の動きが続くもNZDの強さが目立っている。 米NY連銀製造業景気指数は9.56(予想2.12)と非常に強く一時ドル買いが強まるも、米鉱工業生産、ミシガン大学消費者信頼感指数は弱く、ドルは売りへと変化し、取引を終えている。

USDJPYは、売りを継続、ボトムが108.60円と108.50円の壁を維持、強いNY連銀製造業景気指数にもドル買いは鈍く、米鉱工業生産+ミシガン大学消費者信頼感指数が弱く、熊本地震の影響も残り、戻りも108.80円を超えることはできず、リスク回避の流れの傾向で終わっている。

EURUSDは、上昇傾向が続く。強いNY連銀製造業景気指数に1.1270台を底値に、米鉱工業生産+ミシガン大学消費者信頼感指数が弱く1.1310台まで上昇へ。ポジション調整に1.1280台へと下落後、欧州クロージングにかけて再び1.1310台へ上昇するも買いは続かず、引けにかけては1.1270台へと低下し、上昇スタート地点に逆戻り。

NZDUSDは、欧米市場にかけて0.6920台まで上昇し、高値圏で推移。強いNY連銀製造業景気指数に一時0.6890台へ値を下げるも底堅く、0.6890~0.6920のレンジで推移。


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G20共同声明=銀行の顧客情報を共有しない租税回避地に対し罰則を検討。オフショア金融に関するいわゆる「パナマ文書」が起こした波紋は、税逃れに対する世界的な憤りに発展。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=指標次第で、本年3回の利上げも可能。2016年にインフレが2%に達する十分な自信はない。世界経済の逆風で、見通しを下方修正することが適切。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=ドル相場が見通しに影響する。
本年は緩やかな利上げのみが想定。コアインフレが2%に達する更なる確信が必要。「最近のインフレ指標は良好だが、一時的にとどまる可能性も。