2016/03/31

2016年3月31日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年3月31日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

3月最終日の欧州市場はドル全面安。四半期末最終日、ロンドンフィキシングの午前零時前後の動きに要注意。

欧州株は弱く、米株は強含みで始まり米金利は横ばいで推移。原油価格(WTI)は弱含みで推移。

為替市場は、USDJPYを除きドルは全面安で、結局はドル安+円安相場へ。市場をリードしたのはEURUSDの上昇で、GBPUSD+AUDUSD+NZDUSDは上昇、USDCADは下落する、ドル売の流れが続く。

英GDPは予想外に強くGBPUSDが上昇、弱い独小売や前年比-0.1%と引き続きマイナス圏で推移するユーロ圏CPI。期末要因とは別にユーロへの資金流入の動きなのか、EURUSDは1.14近くへと続伸。カナダ月次GDPは0.6%と予想0.3%を大幅に上回り、カナダドル買いが強まる。

米国市場に入っても、ドル売りの流れは変わらず。米新規失業保険申請件数は予想より悪くドルは安値圏で推移。ただ、GBPUSDは、EURGBPの買いの影響なのか、1.4420台→1.4350台へと低下。

USDCADは、原油価格の伸び悩みにも関わらず、最近の傾向となっているがリスク選好パターンに入っているのか、カナダドル買いが続く。

さて、USDJPYは、ドル全面安の中で、クロスで円売りが強く112円台前半で小動き。クロスで円売りが弱まってくると、USDJPYの上値は重くなる。昨日同様、ロンドンフィキシング前後に主要通貨が動き、結果的にクロス円が動き、USDJPYがその影響を受ける可能性も注目。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※