2016/03/18

21:30 カナダ消費者物価指数の動きを考える

21:30 カナダ消費者物価指数の動きを考える


原油価格(WTI)は40ドル台へ上昇。今日の日本株は値を下げていますが、中国、米国や新興国の株価は上昇傾向を維持し、FOMCを受けて米金利は低下し、リスク選好の動きとなっています。

その中で、今までのパターンではドル安+円安の動きに、クロスでは円安でUSDJPYも底堅く推移していた流れは崩れ、USDJPYは110円台の水準まで一機に下落しています。

さて、CADJPYは昨日85円の安値を付け、目先のポイントの一つを達成した可能性もあります。ただ、予想外の円高の流れが、期末の特殊要因として考えたほうがよいのか、それとも、大きな流れの変化なのか、現時点では判断することは難しいものがあります。

商品価格と原油価格が堅調に推移しているとの前提で、さらに、株価が上昇している間は、CADJPYの買いの流れは変わらずと判断しています。週末リスクという未知の部分は残っていますが、仮に85円を割り込んでも、84.00~50をボトムに、大きな流れは上昇傾向が続くと判断しています。

さて、今日のカナダ消費者物価指数ですが、市場の予想はやや分かれており、前月比=予想0.2~0.4% 前回0.2%、前年比=予想1.4%~2.0% 前回2.0%、BOCコア前月比=予想0.3~0.6% 前回0.3%、BOCコア前年比=予想2.0~2.1% 前回2.0%となっています。

また、同時刻にはカナダ小売売上高の発表もあり、こちらの影響を受ける可能性も残っています。ちなみに、小売売上高は、前月比予想0.6% 前回-2.2%、除自動車・前月比予想0.4% 前回-1.6%。

過去29回のデータでは、CADJPYで発表直後15分間の変動は、最大80pips、平均36pipsで、指値の売りと買いで対応したいと考えますが、最近の変動幅の大きさを考えると、その水準は流動てきにならざるを得ないと考えます。