2016/03/17

2016年3月17日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き


2016年3月17日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

ドル全面安、円高が加速。

FOMCの評価は、いったいなんであったのだろうか? その結果に金融市場は大きく動いたが、市場参加やエコノミストの予想範囲内で、サプライズでもなかったのではと思えないこともない。

FOMCは、米国のインフレ見通し+成長見通しの下方修正と、年内の引締め幅の縮小に、株高+金利低下+ドル売りで、それに原油価格の上昇が加わり、リスク選好の動きと思われた。

アジア市場でふたを開けてみると、日経平均株価はマイナスに転じ、円売り相場は円買いへと変化し、USDJPYは112円を割り込む動きへと変化へ。主要通貨に対して、円高が加速し、ドルは主要通貨で全目安。

うがった見方ともいえるが、コメントの中には、FRBは米成長の陰りを危惧しているとの意見も見られるが、それは少数意見で、過度の思い入れは禁物と思われるも、ドルは弱い。

ドル円は、昨年11月3日の週に112円の大台を上抜けしてから、今週を含めて6週間112円近辺で下げ止まっていた。その、112円のレンジの下限を割り込み続落。どこまで円高が進むのかを試す動きが続きそうである。、

他の主要通貨でのドル売りの流れが本筋なのか、今日の米国市場の動きを待たざるを得ない。