2016/03/26

最新のIMMポジション(3月22日集計分)から

最新のIMMポジション(3月22日集計分)から

7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネットショートポジションは、減少幅は971と超スローペースとなるも-42,206とさらに減少を続け、2014年5月6日の週から続く、ネットショートがいつごろ転換するのだろうか?

ネットショートの減少は、対ドルのセンチメントが弱気であることの証明で、ネットロングへ転換できるのかを、非常に注目している。

通貨別にみると、円、EUR、カナダ、豪ドルの買いが上昇し、ポンド、スイス、NZドルは逆に買いが減少している。特にポンドは-13,619→-37,723とショートが拡大し、他と比較して弱さが目立っている。

円は、ネットロングは伸び悩みを示ししてしているが、引き続きロングを維持しており、この結果だけを見ると潜在的な円高を期待したポジションに傾斜していると思われる。

ユーロは、ネットのショートは減少傾向にあるも、直近の4週間では逆にショートが小幅ながら拡大、潜在的なユーロ安を意識しているように思われてならない。

ポンドは、前週にネットショートは急減したが、逆に先週は急上昇と出入りの激しい流れが続いている。6月23日の英国民投票がどうしてもマイナス作用をしており、ポンドのプラス要因を削ぎプラス思考も難しい。

豪ドルは、伸びは鈍いもネットでロングを維持しており、テクニカルにも潜在的な買い圧力は続くと思われる。