2016/03/03

2016年3月3日(木曜)昨日2日、海外市場の動き(午前5時ごろ)

2016年3月3日(木曜)昨日2日、海外市場の動き(午前5時ごろ)

ドルは全面安。

ダウ平均は前日とほぼ変わらず、WTIは予想外に拡大したEIA在庫統計にも、一時35ドル台へ上昇し、34ドル台を維持。米金利は上昇。そして、ドルは売り要因が不明ながらドルロングの調整なのか?原油価格も買い優勢でドルは全面安。

米ADP雇用統計は前月比21.4万件と予想18.5を上回るもドル買いは鈍く、米金利は小幅続伸するも、米3月利上げの可能性を期待できず。

ベージュブックは、大半の地区で経済活動は拡大、ドル高と海外経済の弱さが輸出を抑制と、ドル高を懸念。

為替市場は、久しぶりに全ての主要通貨でドル安の展開で、直接的な要因は不明で、いつもながらの、オプションカットやロンドンフィキシングの時間帯で変化。

USDJPYは、1.3円近くの円高へ、直接的な変化の材料は特定できず、ドル全面高の流れか? 米ADP雇用統計直後の114.50円台を瞬間高値に、113.20円台まで続落。円はクロスでも通貨間で強弱が異なり、円クロス主導の円高とは考えにくい。

EURUSDは、EURAUD+EURGBPでのEUR売りが続く。クーレECB専務理事やビルロワドガロー仏中銀総裁とハト派発言が続き1.0820台へ下落するも、午前1時のロンドンフィキシングから買いへと変化し1.0870台を一時回復。

GBPUSDは、ポジションの巻き戻しなのか? EURGBPは続落しGBP買いが目立った。欧州市場の1.3910台をボトムに続伸、オプションカットで買いが加速、米国市場終盤には一時1.4070台へ続伸し、高値圏で推移している。

AUDUSDは、続伸の一日、EURAUDの売りが目立つ。アジア市場の強いGDPで0.7170をスタートに欧州市場序盤には0.7230台へ、オプションカットで再上昇し米国市場の終盤には0.7300の大台へ。

※※※※※※※※※※※※※※

地区連銀経済報告(ベージュブック)=大半の地区で経済活動は拡大。消費者物価は横ばい。労働市場の状況は引き続き改善。賃金の伸びはまちまち。過半数の地区で消費は増加。

地区連銀経済報告(ベージュブック)=製造業は横ばいだが、状況には幅がある。大半の地区がドル高と海外経済の弱さが輸出を抑制

ウィリアムズSF連銀総裁=米経済は堅調、緩やかな利上げが正しい戦略。世界経済の減速や株式・原油相場の急落で、米景気の腰が折れやリセッションを懸念せず。

ウィリアムズSF連銀総裁=ぜい弱な状況を抱える海外で米国債需要が生まれて、投資資金が流入、国債利回りを押し下げるため利上げを行っても、米長期国債の利回りはごく緩やかな上昇にとどまる可能性がある。

クーレECB専務理事=多くのユーロ圏諸国が脆弱な公共財政に苦しみ、緩やかな経済成長にとどまっていおり、将来の経済的な衝撃に対処するユーロ圏の能力に疑問を投げ掛けている。ユーロ圏諸国は将来の経済的な衝撃を切り抜けるため、財政資源や意思決定プロセスの統合を深化させる必要がある。

サウジアラビアが銀行に100億ドルの融資を求めた。→ 増産体制から減産へ変化するとの期待感が強まる。

※※※※※※※※※※※※※※