2016/03/25

2016年3月25日(金曜) 昨日24日 海外市場の動き

2016年3月25日(金曜) 昨日24日 海外市場の動き

週末金曜日、イースター休日の連休を前に、ブルッセル爆破事件+EU離脱の可能性に売り込まれたGBPは上昇。連れ安のAUDも買い戻され上昇へ。

今日も、米通貨当局者のタカ派発言に、米早期利上げ期待がより強まる。ブラード・セントルイス連銀総裁は「利上げがそう遠くない可能性」と発言。米金利も上昇へ。

原油価格(WTI)は38.33を底値に反発するも39.54と限定的。欧州株は下落するも、ダウ平均はマイナスからスタートし終盤にようやく前日終値近くへ値を戻す。米10年債利回りは上下変動しながら前日1.879→1.9%へ上昇。DXYは前日96.046→96.11へ小幅上昇、CRBは173.2396→172.1801へ低下、VIXは前日14.94→15.01へ上昇。

米耐久財受注は-2.8%と予想より改善するも弱く、アトランタ連銀GDPNowは米第1四半期GDP予測値を1.9→1.4%へ下方修正へ。米サービス業PMIも弱い。

USDJPYは、米金利は上昇傾向を続け、リスク選好の動きも見られず、USDJPYは112.40→112.85まで値を戻し、欧州市場から値を下げ始めた元の水準へ逆戻り。大枠112円~113円のレンジ内を抜け出せず、タカ派・ハト派が混在。方向性はやや円安へながら、週末リスクを考えると積極的な円安も考えにくい。

EURUSDは、連休を前に積極的な動きは見られず。1.1140~1.1190のレンジで上下変動。テロの影響は収まったのか、それともロングウイークエンドに小康状態となっただけで引き続き悪影響が続くのか? 週末リスクの有無も気になり、GBPの動きと合わせ不信感が残る。

AUDUSDは、上昇傾向を続ける通貨。CRBは弱いが原油価格も下げ止まり、週末リスクやパーキング資金を考えても、欧州通貨より優位性が高く緩やかな上昇へ。0.7400を底値に上昇を継続することができるか? 

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アトランタ連銀GDPNow=米第1四半期GDP予測1.9%→1.4%へ、耐久財受注、中古住宅販売が弱い。

3月31日に米中首脳会議=ワシントン核安全保障サミットに合わせて実施へ。

クノット・オランダ中銀総裁=ECBの追加緩和策は有効性の点で限界に達している。

ブラード・セントルイス連銀総裁=先週のFOMCで経済見通しの下方修正が小幅で、利上げがそう遠くない可能性を示唆。

カプラン・ダラス連銀総裁=FRBは可能な限り速やかに金利を正常化することを望む。インフレが上昇するさらなる証拠を求めている。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁=物価安定推進に注力することが重要。新興国市場は米国の金融引き締めによって厳しい選択を迫られる局面へ。

トルコ中銀=政策金利の1週間物レポレートを7.5%で据え置くも、翌日物貸出金利を10.75%→10.50%へ引き下げ、USDTRYが下落へ。

原油価格上昇へ=石油掘削装置(リグ)稼働数が予想外に減少。

ムーディーズ=NZの経済は穏やかな成長を継続し、2016年を通じ比較的堅調。

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