2016/03/30

2016年3月30日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年3月30日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧米株は上昇、原油価格(WTI)は39ドル台へと上昇、米10年債利回りは上昇へ。

イエレンショックから一夜明けた欧州市場は、欧州市場序盤のドル売りをピークに、米ADP雇用統計が強くアジア市場から続いたドル売りの流れはやや変化へするも、ドル売りの大きな流れは変わらず。

ユーロ圏景況感指数は予想を下回り、ユーロ圏経済の伸びは鈍化、独CPIは予想を上回る。米ADP雇用統計は予想を上回り前回に続き連続し20万件へ拡大へ。エバンズ・シカゴ連銀総裁は、年内2回の利上げを予想。

USDJPYは、欧州市場序盤にかけて112円台まで続落しようやく下げ止まる。米ADP雇用統計はやや強く直後からドル買い戻しが続き一時112.60円台まで上昇するも、他の主要国通貨でドル売りが再開、再び売り圧力が強まる。

EURUSDは、続伸し、1.1330台で2度上値が重くなり、米ADP雇用統計直後は、1.1300台まで値を下げるも、欧米株高+米金利上昇の中で1.1360まで続伸へ。

AUDUSDは、アジア・欧州市場序盤では0.7700の大台手前で上げ止まり、0.7650~90のレンジから0.7700を再トライへ。

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エバンズ・シカゴ連銀総裁=世界的なリスク要因、12月より高い。時期尚早な利上げ望まず。中国のハードランディング、深刻に懸念せず。 年内2回の利上げを予想。今年の米成長率2─2.5%と予想。

バイトマン独連銀総裁=離脱の可能性をめぐる不透明感はすでに、英経済に重くのしかかっている。英国が欧州EUから離脱すれば、英国とEUの双方にとってマイナス。

S&P=2016年ユーロ圏経済の成長率予想を1.8%→1.5%へ下方修正。財政状況の急速な悪化が要因。2016年インフレ見通しは1.1%→0.4%、2017年1.5%→1.4%へ下方修正。

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