2016/03/15

3月15日 (火)21:30 米小売売上高の考え方


3月15日 (火)21:30 米小売売上高の考え方


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明日16日のFOMCを前にしてどこまで積極的に動くことができるのかは疑問ですが、今週に入り原油価格の低下もあり、先週に原油価格上昇=リスク関連の通貨ロングからの調整が続いています。

注目の日銀金融政策決定会合では、金融政策の現状維持となりました。サプライズの追加緩和はなく、MRFのマイナス金利適用の除外だけにとどりながらも、発表直後は上下へ変動する動きで、午後1時時点ではやや円高へと動いています。

直近では米国のインフレ期待もやや強まり、若干ながらタカ派ムードが強まっており、それが目先のドル買い戻しへと動きています。

明日16日のFOMCでは追加利上げの見送りと、6月の追加緩和期待が主流すが、イエレンFRB議長からタカ派的な発言を期待するムードもありドル買い+円買いへと動いています。

さて、その前日となる今日15日に発表の米小売売上高ですが、市場予想は前回を下回るとみており、前月比-0.1%、除自動車前月比-0.2%とネガティブ予想になっています。

過去41回の予想と実際との差は平均0.2%と大きなブレは期待できそうにありません。過去29回のデータでは、発表直後15分間のUSDJPYの変動は最大73pips、平均では29pipsと逆指値エントリーは難しそうです。

そのため、発表直前の水準に注目しテクニカルポイントで上下の水準で指値オーダーによる取引で、113.20~30円台をボトムに下げ止まることができるのか、注目しています。

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豪中銀議事録(3月1日開催)=経済成長の継続を予想するのが妥当と判断し、政策金利据え置いた。年初の世界的な市場の混乱は、状況悪化の前兆なのかを見極めるのは時期尚早。2016年初頭の経済は緩やかなペースで拡大し続けたことを示唆。

豪中銀議事録(3月1日開催)=インフレ率が低く政策緩和の余地はあるが、実施には需要を支援することが適切な場合に限定。経済活動が非鉱業セクターの方向にリバランスしていることを示す一段の証拠がある。

豪中銀議事録(3月1日開催)=経済の支援要因は、低金利、平均を上回る雇用の伸び、過去数年間の豪ドル相場の下落による

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