2016/03/16

2016年3月16日(水曜)昨日15日、海外市場の動き

2016年3月16日(水曜)昨日15日、海外市場の動き

FOMCを前に、原油価格の続落もあり、アジア・欧州市場で続いたドル高+円高も、弱い米経済指標+原油価格の下げ止まりにようやく落ち着く。

原油価格は36.41ドルと弱いながらも下げ止まり、米ダウ平均は終盤に上昇+22.40ドル高へ。米10年債利回りは1.96%と前日とほぼ変わらず、CRBは0.76%低下、VIXは0.35%上昇。

FOMCを前にして、先週に積み上がったポジションの調整なのか、多くの主要通貨は先週の水準に逆戻り、他の金融市場も今日16日のFOMCの結果を見守る動きへ。

USDJPYは、アジア・欧州市場では、日銀の追加緩和の期待が裏切られ、原油価格も弱く円高へと変化。米国市場では一時112.60円台まで続落するも、弱い米小売売上高にボトムを付け、円クロスの売りにようやく下げ止まる。NY連銀製造業景気指数が強く、緩やかなドル買いへと変化し、終盤にかけては113.10円台へ上昇するも、円高の水準を維持。

EURUSDは、1.1070~1.1120台での上下で推移。EURクロスでは上昇を維持し、FOMCを前にして先週の上昇幅を縮小しているが、動きは緩慢で方向性も見られず。

GBPUSDは、売り圧力が続く。アジア・欧州市場序盤の売りも続かず、欧州・米国市場では1.4140台で下げ止まり、弱い米小売売上高に1.4200を超えられず、戻りも限定的で安値圏で推移。

AUDUSDは、売り圧力が続く。弱い原油価格+商品価格に、FOMCを前にしてAUDロングの調整が続き一時0.7445まで下落。弱い米小売売上高の発表直後の0.7445ボトムに、何度か底値を試すも原油価格の下げ止まり、米株の上昇変化に落ち着くが、戻りは弱い。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

アトランタ連銀GDPNow=米第1四半期GDP予測値は2.2%→1.9%へ下方修正。小売売上高の減少を反映。

オバマ政権=方針を転換し、大西洋岸沖の掘削許可計画を撤回へ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※