2016/03/29

米CB消費者信頼感指数の考え方 (取引通貨ペア USDJPY)

米CB消費者信頼感指数の考え方 (取引通貨ペア USDJPY)

昨日は、弱い米コアPCE価格指数にドル売りの流れが一時強まっていましたが、直近のアトランタ連銀GDPNowを見ても、米第1四半期が下方修正されるなどの弱気なムードが強まっています。

今日、29日からは欧州各国はイースター休暇明けで復帰し、正常な取引に戻ることになります。米経済も経済指標から強弱が混在した数字となっていますが、FRB当局者はタカ派ムードが支配的になってきており、今日の午前零時30分からのイエレンFRB議長の講演の注目度は高まっています。

さて、それに先駆けて発表される今日の米消費者信頼感指数も、米国の景況感を測る意味では重要で、短期的にはいままでよりっも変動が大きくなる可能性も高いと考えます。

今回の予想は94.0と前回の92.2から改善が見込まれています。また、過去33回のデータでは、予想と実際との差は、最大9.1%、平均4.1%と比較的差が大きく、過去25回のデータでは、USDJPYで発表直後15分間の変動は、最大37.8、平均15.2と予想外に動きは鈍いことが示されています。

実際の売買判断では、発表直前の値動きとテクニカルポイントで判断しますが、113.05~113.70円のレンジを抜け出しているのか? 基本は押し目回の流れが継続しているように感じられます。