2016/03/12

2016年3月12日(土曜)昨日11日、海外市場の動き

2016年3月12日(土曜)昨日11日、海外市場の動き

「石油価格は底打ちした可能性」とIEA報告に資源価格の上昇傾向が続き、原油高+株高=ドル安+円安、資源関連通貨高へ。

原油価格は急騰はないが底堅く38ドル台半ばで安定推移、欧米株は強く米ダウ平均株は+218ドルと大幅上昇、米金利は続伸し、VIXは逆に18.05→16.50へ低下、CRBは0.95%上昇。10年債利回りは1.93→1.98%へ、2年債も0.93→0.95%へ上昇。

流れは完全にリスク選好型のパターンへと変化中。為替市場のその流れに沿った動きで、米国市場では金曜日の調整に動きは弱まっているも、AUD+NZD+CAD=上昇傾向を続け、USDJPYで底堅く、他通貨との円クロスで円売りの流れを継続。

前日サプライズの、利下げしたNZDもドル売りの流れに底堅く推移し、EURは再び1.12台近くをトライするなど、流れの変化を感じさせる動きへ。

注目の米輸入物価指数は、前月比-0.3%(予想-0.7% 前回-1.1→-1.0%)、前年比-6.1%(予想-6.5% 前回-6.2→-6.3%)→ 予想外に改善し前年比のマイナス幅は6カ月連続で改善、ドル高によるプレッシャーもやや弱まる。

USDCADは、雇用統計が予想外に悪化し、直後はカナダドル売りが強まり、週末のポジション調整も加わり、原油価格の上昇によるカナダドル買いの流れを抑制する動きとなるも、1.32台で推移し、傾向としてはCAD上昇の流れの中で推移。

USDJPYは、主要通貨でドル売りの流れが加速、クロスでは円売りを継続するも、さすがに限度があり、週末のポジション調整の円買いも加わり、一時113.30円台へ下落。しかし、株高の流れに113.80台を回復、円安傾向は変わらず。

EURUSDは、前日のECBサプライズを消化したのか、欧州勢の売りの1.1080台まで値を下げ、変動率も急低下するも、欧米株価の上昇と金利上昇に1.1190台と1.12に迫る動き。ひっとしたらEURはボトムアウト? ふとそのような思いを感じながらも、その判断は来週以降1.12~1.1250を超えられるかを見てから考えたい。

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