2016/03/02

2016年3月2日(水曜) 昨日1日 海外市場の動き(午前5時ごろ)

2016年3月2日(水曜) 昨日1日 海外市場の動き(午前5時ごろ)

予想を上回る米経済指標に、FRBの追加利上げ観測が再浮上し、株高+金利上昇+原油高へ。

為替市場はドル高は限定的ながら、午前零時にドル円の上昇が始まり114円台を回復、円は他通貨でも全面安。今日もこの流れを継続することができるのか? 114円台を維持できるか注目。

米10年債利回りは1.83%台(前日1.735%)へ上昇、2年債も0.84%台へ(前日0.77%)。米株(ダウ平均)は2%超上昇、原油価格(WTI)は34ドル台半ばまで上昇。

米製造業PMIは51.3(予想51.2 前回51.0)、米建設支出=前月比1.5%(予想0.3% 前回0.1→0.6%)、米ISM製造業景況指数=49.5(予想48.5 前回48.2)と強く、

USDJPYは、円全面安、円売りが目立った一日。午前零時に113.30~40台を超えてからは円独歩安。ロンドンフィキシングを過ぎても、円売りは止まらず、他通貨でも円安が加速し、一時114.20円直前まで上昇へ。

EURUSDは、追加緩和を織り込み緩やかなユーロ売りの流れを継続。ユーロ圏発の経済指標はまずまずの結果にも、ドラギECB総裁は議会へ「ECBは3月の理事会で経済見通しの悪化を考慮する必要がある」と報告。追加緩和を織り込みながらユーロ売りが続き、強い米経済指標もあり一時1.0830台へ。ただし、動きは緩やかで1.08台の中で動きが続く。

AUDUSD+NZDUSDは、強い米経済指標を受け、午前零時には安値を付けるも、ドル買いは続かず。円クロスで上昇してる影響なのか、予想外に底堅い。

USDCADは、堅調は原油価格に続落傾向は止まらずドル売り継続。一時1.3400を割り込み原油価格に連動した値動きが続く。

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アトランタ連銀GDPNow=米第1四半期GDP予測は2.1%→1.9%へ下方修正。ISM製造業景気指数の消費の伸びが鈍化を指摘。

ドラギECB総裁(欧州議会宛ての書簡)=ユーロ圏の成長、インフレ見通しは弱まっており、ECBは3月の理事会で経済見通しの悪化を考慮する必要がある。

ドラギECB総裁(欧州議会宛ての書簡)=3月の理事会では、新興市場国の経済成長見通しをめぐる不透明性の高まり、金融・商品市場の変動、地政学リスクに伴い、当初見通しへの下方リスク拡大という背景に目を向けなければならない。ユーロ圏のインフレ動向は引き続き想定よりも弱まっている。

ドラギECB総裁(欧州議会宛ての書簡)=ユーロ圏の景況感、購買担当者景気指数関連統計はこのところ下振れが鮮明で、コアインフレ率も鈍化しており、原油安が他の財・サービスに波及する二次的影響の兆候が出ている。