2016/03/30

21:15 米ADP雇用統計(取引通貨ペア USDJPY)の考え方

21:15 米ADP雇用統計(取引通貨ペア USDJPY)の考え方

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昨日のイエレンFRB議長のハト派発言に、FRBの利上げ観測はややトーンダウンし、米金利の低下とドル安を引き起こしています。米株価に関してはそれほど大きな上昇となならず、逆に日経平均株価は弱含みで推移し、中国株は上昇幅を拡大するなど異なる動きとなっています。

米金利の大幅低下に、予想外にドル売りへのインパクトが大きかった分、クロスでは円安傾向を示しながらも、USDJPYはテクニカルポイントをブレークドル売りが続き、本日の東京市場では、安値(円高)を更新し一時112.40円近くまで値を下げています。

USDJPYの200時間MAは、122.50円近辺にあり、122.40~60円の水準は重要なポイントとなっています。

今日のADP雇用統計は、最重要な経済指標とは言えませんが、金曜日の米雇用統計に向けた前哨戦とも考えられます。予想では19.5万人と前回21.4万人から若干の減少が見込まれています。

過去35回のデータでは、予想と実際との差は、最大7.6万人、平均2.03万人とやや振れが大きな数字となっており、過去3回のデータでは、USDJPYで15分間の変動をみると最大47pips、平均34pipsとまずまずの変動が期待できます。

今回の取引は直前の水準が200時間MAからかい離しているのか、上下どの水準にあるのか、直前の値動きをみて取引の判断をしたいと考えます。