2016/03/13

今週の主な材料(3月14日~3月18日)

今週の主な材料(3月14日~3月18日)

(今週から北米市場はサマータイムに突入し、米国発の材料では、今までより1時間前倒しして考える必要があります。)

先週は、ECBとドラギECB総裁のサプライズに振り回されたような気もしますが、全体的に新興国高+株高+原油高に、リスク選好型のパターンに入り、それらの通貨ペアは上昇傾向を続けています。今週もその流れを継続できるかをチャートや発表を通じて確認する必要があります。

今週は、日(15日)、米(16日)英(17日)の金融政策の発表があり、英(16日)、豪(17日)の雇用統計、米の小売売上高(15日)、米の消費者物価指数(16日)、NZのGDP(17日)、カナダ(18日)のCPIと、重要はイベントが多く予定されています。

その中で、米国のFOMCは最も重要で、経済予測の発表や、イエレンFRB議長の記者会見も予定されており、今週のメインイベントと言えるでしょう。

先週のECBとNZ中銀の追加緩和により、米国と他国との金融政策の違いがより明確になる中で、FRBは6月まで利上げを先送りするとの予想が主流で、サプライズは追加緩和といえるでしょう。

原油価格や商品価格は底堅く推移し、世界的に株価も安定していることもあり、イエレンFRB議長の記者会見で、6月の追加利上げの可能性や、年内の継続的な追加緩和の可能性が示唆されることにでもなれば、ドル買いに反応する可能性が高まります。

BOEの金融政策委員会は、政策金利と資産買い入れ枠の据え置きが予想されており、サプライズは期待できそうにありません。また、いつもながら次の動きは利上げと言いながらも、必要ならば緩和もあり得るとの可能性も付け加え、6月23日の国民投票日まで相場変動を抑制したいことでしょう。

※※※※※※※※※※※※※※※※※

3/14(月)   3月13日(日)より、米国・カナダ夏時間に移行       
19:00    EUR 鉱工業生産
未定    OPEC 月次報告書を公表

3/15(火)        
09:30    AUD 豪中銀議事録公表
昼ごろ    JPY 日銀金融政策決定会合
15:30    JPY 黒田日銀総裁記者会見
21:30    USD 小売売上高
21:30    USD NY連銀製造業景気指数
23:00    USD NAHB住宅市場指数
23:00    USD 企業在庫

3/16(水)  中国全人代閉幕       
06:45    NZD 第4四半期 経常収支
08:30    AUD ウエストパック景気先行指標
18:30    GBP 雇用統計
21:30    USD 住宅着工件数
21:30    USD 建設許可件数
21:30    USD 消費者物価指数
22:15    USD 鉱工業生産
03:00    USD FOMC金融政策発表
03:30    USD イエレンFRB議長記者会見

3/17(木)  EU首脳会議       
06:45    NZD 第4四半期GDP
07:05    NZD デベルNZ中銀総裁候補講演
08:50    JPY 貿易収支(通関ベース)
09:30    AUD 雇用統計
15:30    JPY 黒田日銀総裁記者会見
17:30    CHF スイス中銀政策金利
19:00    EUR 消費者物価指数
21:00    GBP BOE金融政策委員会
21:30    CAD 卸売売上高
21:30    USD 第4四半期経常収支
21:30    USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30    USD 週間新規失業保険申請件数
23:00    USD 景気先行指数総合指数

3/18(金) EU首脳会議       
08:50    JPY 日銀金融政策決定会合議事録
21:30    CAD 小売売上高
21:30    CAD 消費者物価指数
23:00    USD ミシガン大学消費者信頼感指数
00:00    USD ダドリーNY連銀総裁、ボストン連銀総裁、セントルイス連銀総裁講演

※※※※※※※※※※※※※※※※※