今週の主な材料(3月14日~3月18日)
(今週から北米市場はサマータイムに突入し、米国発の材料では、今までより1時間前倒しして考える必要があります。)
先週は、ECBとドラギECB総裁のサプライズに振り回されたような気もしますが、全体的に新興国高+株高+原油高に、リスク選好型のパターンに入り、それらの通貨ペアは上昇傾向を続けています。今週もその流れを継続できるかをチャートや発表を通じて確認する必要があります。
今週は、日(15日)、米(16日)英(17日)の金融政策の発表があり、英(16日)、豪(17日)の雇用統計、米の小売売上高(15日)、米の消費者物価指数(16日)、NZのGDP(17日)、カナダ(18日)のCPIと、重要はイベントが多く予定されています。
その中で、米国のFOMCは最も重要で、経済予測の発表や、イエレンFRB議長の記者会見も予定されており、今週のメインイベントと言えるでしょう。
先週のECBとNZ中銀の追加緩和により、米国と他国との金融政策の違いがより明確になる中で、FRBは6月まで利上げを先送りするとの予想が主流で、サプライズは追加緩和といえるでしょう。
原油価格や商品価格は底堅く推移し、世界的に株価も安定していることもあり、イエレンFRB議長の記者会見で、6月の追加利上げの可能性や、年内の継続的な追加緩和の可能性が示唆されることにでもなれば、ドル買いに反応する可能性が高まります。
BOEの金融政策委員会は、政策金利と資産買い入れ枠の据え置きが予想されており、サプライズは期待できそうにありません。また、いつもながら次の動きは利上げと言いながらも、必要ならば緩和もあり得るとの可能性も付け加え、6月23日の国民投票日まで相場変動を抑制したいことでしょう。
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3/14(月) 3月13日(日)より、米国・カナダ夏時間に移行
19:00 EUR 鉱工業生産
未定 OPEC 月次報告書を公表
3/15(火)
09:30 AUD 豪中銀議事録公表
昼ごろ JPY 日銀金融政策決定会合
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
21:30 USD 小売売上高
21:30 USD NY連銀製造業景気指数
23:00 USD NAHB住宅市場指数
23:00 USD 企業在庫
3/16(水) 中国全人代閉幕
06:45 NZD 第4四半期 経常収支
08:30 AUD ウエストパック景気先行指標
18:30 GBP 雇用統計
21:30 USD 住宅着工件数
21:30 USD 建設許可件数
21:30 USD 消費者物価指数
22:15 USD 鉱工業生産
03:00 USD FOMC金融政策発表
03:30 USD イエレンFRB議長記者会見
3/17(木) EU首脳会議
06:45 NZD 第4四半期GDP
07:05 NZD デベルNZ中銀総裁候補講演
08:50 JPY 貿易収支(通関ベース)
09:30 AUD 雇用統計
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
17:30 CHF スイス中銀政策金利
19:00 EUR 消費者物価指数
21:00 GBP BOE金融政策委員会
21:30 CAD 卸売売上高
21:30 USD 第4四半期経常収支
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30 USD 週間新規失業保険申請件数
23:00 USD 景気先行指数総合指数
3/18(金) EU首脳会議
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事録
21:30 CAD 小売売上高
21:30 CAD 消費者物価指数
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
00:00 USD ダドリーNY連銀総裁、ボストン連銀総裁、セントルイス連銀総裁講演
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