英第4四半期GDP確報値(GBPJPY)と、カナダ月次GDP(CADJPY)の考え方
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今日は3月31日期末最終日。海外市場ではオプションカットやフィキシング近辺での変動が大きくなっており、今晩もGBP+EURの変動に注意が必要と思われます。
世界的な株高は止まらず、原油価格も持ち直し、金利の低下と多くの要因がリスク資産にとってはプラス要因として働いており、テクニカルでは中期的な上昇トレンドに入り、AUD+NZD+CAD高の上昇要因ともなっています。
そのため、期明け後の明日以降もこの流れが続くようでしたら、しばらくは強気なムードが続く可能性も高くなります。
円相場は、クロスでは円安傾向が続いていますが、USDJPYの上値は重く、今日はクロスで円買いへと動くのか、円売りへとなるかが、USDJPY相場の大きな鍵となりそうです。
さて、今日の英GDPですが、予想は前期比0.5%、前期比年率1.9%と前回と同じ数字となっています。GBPJPYは162円台が重くなり、161円を割り込むと162円ミドルでダブルトップを付けた形となり、160~160.50円近辺までの調整色が強まる可能性も出てきます。
今回の英GDP発表直前の水準がこれらのどこの水準に位置しているかで、取引を判断したいと思います。
また、今日のカナダ月次GDPですが、予想は0.3%と前回0.2%から若干の上昇が見込まれています。最近のUSDCADは、やや原油価格との連動性が薄れ、リスク選好パターンの買いへと変化し、カナダドル買いとなっています。CADJPYは 87円台からやや軟調地合いとなっていますが、86.20~50をサポートラインとして、上昇傾向を維持しています。
この水準を意識しながら、仮にこの水準を割り込むことがあっても、85.60~80円をボトムに再度、上昇の可能性が高く、これらを前提に直前の取引を見ながら方針を考えたいと思います。