2016/03/23

2016年3月23日(水曜)欧州市場の動き

2016年3月23日(水曜)欧州市場の動き

アジア市場では、日経平均株価、上海総合指数は共に小幅上昇、欧州市場でも、独DAXは英FTSEも上昇へ。原油価格(WTI)は41ドル割れまで低下、米10年債利回りは小幅低下、英株先物も小幅ながら値を下げている。

為替市場は、昨日のブルッセル同時爆発テロ攻撃の影響が続く。株価は先のパリテロ攻撃の教訓もあり予想外に底堅く推移し、極端なユーロやポンド売りは予想外に弱まっている。しかし、ユーロ圏や英国経済への悪影響はこれからと思われ、それが否定されるまでは、ユーロ+ポンド売りは下値圧力が続く可能性が高い。

特に、ポンドは6月23日の英国のEU離脱を問う国民投票の世論調査では、離脱賛成派が半数を上回り、ダブルで影響を受けることになりそうである。

豪ドル、NZドルは、原油価格の低下に弱い。テロとは無縁と思われヘッジ買いで上昇していたが続かず、円と同様に弱さが目立つ。

ドル円は、リスク回避の円買いは見られず、逆に200時間MAを上抜け上昇傾向が続く。200日×4時間MAの113.27円近辺が重要なポイントとなっている。

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独政府経済諮問委員会=2016年経済成長率予測を1.6%→1.5%へ下方修正。

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