2016/03/24

英小売売上高、米耐久財受注の考え方

3月24日 (木)18:30 英小売売上高(取引通貨ペア GBPJPY)
3月24日 (木)21:30 米耐久財受注(取引通貨ペア USDJPY)

※※※※※※※※※※※※※※※

ブルッセルのテロ攻撃により、リスク回避の動きが続いていますが、先のパリ同時多発的テロの結果をみると、株式や為替相場への影響は長続きしないことが教訓となっています。

しかしながら、英国のEU離脱を問う国民投票で、離脱賛成者が反対者を上回る世論調査も示されており、今回のテロ攻撃によりさらにその動きが加速することも危惧され、ポンドにとっては売り圧力が続く可能性も気になります。

また、肝心の円相場ですが、今回のテロ攻撃の直後はリスク回避行動に円高へと触れましたが、流れは弱く逆に112.50円以下の底堅さを確認し、上昇の流れが続いています。

ポンドドルでは1.4080をボトムにようやく下げ止まり、ポンド円はドル円の上昇もあり、
3月22日の安値水準となる158.50円割れとボトムに下げ止まっていますが、流れとしては上値の重い展開に変化はありません。

さて、今回の英小売売上高は、前回より低下が予想されていますが、前月比、前年比共に予想と実際の数字との差が比較的大きく、直後のポンド円の変動も、最大108pips、平均で43pipsと比較的大きな変化が期待できます。

また、米耐久財受注も前回より低下が予想されており、こちらも予想と実際との差が比較的大きく、逆に直後の値動きが狭い統計の一つとなっています。直後のドル円の変動は、最大79pips、平均23pipsと、大きな変化は期待できず、直前の相場展開を見ながら、売りと買いの水準を判断したいと考えます。