2016/03/01

2016年3月1日(火曜)昨日2月29日 海外市場の動き(午前5時ごろ)

2016年3月1日(火曜)昨日2月29日 海外市場の動き(午前5時ごろ)

中国はG20直後に追加緩和を実施。ユーロ圏CPIはマイナス幅が拡大+弱い米経済指標もあり欧米株はさえず、米金利は低下。サウジの対応+2月産油量前月比で減少、WTIは上昇。為替相場の動きは通貨間で異なる。

USDJPYは123円台を回復できず、EURUSDは1.08台へ続落。GBPUSDは1.3940台へ続伸、AUDUSD+NZDUSDは上下変動するも大きな変化は見られず。

ユーロ圏CPIは前年比-0.2%へ低下、BOE住宅ローン承認件数は前月比74,581件増加し2年ぶりの高水準。米シカゴ購買部協会指数は47.6と予想外に悪化、米中古住宅販売保留指数は前年比-2.5%と予想外に悪化。

USDJPYは、中国追加緩和の直後に達成した113.25円を高値にしてからは、113円台を回復できず上値の重さが感じられる。円クロスでは通貨間によってことなり、統一性に乏しい。

EURUSDは、欧州序盤の1.0960を高値に1.1000が大きな壁にし、1.0860台まで続落。弱すぎるユーロ圏CPIに3月の追加緩和の可能性が高まり、GBPUSDとの連動性は見られず、逆にEURGBPの売りが目立つ。

GBPUSDは、1.3840をボトムに続伸、EURGBPは0.7890→0.7800割れまで続落。G20では予想外に英国のEU離脱の懸念を表明、英政府はEU離脱による多くのリスクを表明し離脱阻止へと動く。それが要因かは不明ながら、ロンドンフィキシング直前には1.3940台へ上昇、高値圏で推移。

AUDUSDは、中国の追加緩和のプラス面+その影響による人民元売りも弱く、0.7140近辺を中心に上下30pipsのレンジ内で推移し、方向感定まらず。

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中国人民銀行=景気支援に向け銀行の預金準備率を0.5%引き下げ7.0%に決定。

李克強中国首相=人民元相場を妥当な水準に維持する考えを表明

英政府(EU離脱に関して)=EU離脱の手続きを説明した文書、離脱が前代未聞で予測不可能であると強調。EUからの離脱、そしてEUとの今後の関係、さらにEU以外の国との貿易上の取り決めについて、英国にとって受け入れられる条件で折り合いを付けるには、10年、あるいはそれ以上かかる。

英政府(EU離脱に関して)=長期間にわたり不確実性を伴い、英国のビジネスや貿易、国内投資に影響。長期にわたって不確実な時期が続くことになる。英国のビジネスや貿易、国内投資にとって重大な結果をもたらす。

サウジアラビア=原油相場の安定を目指して、主要産油国との連携を継続することを表明。

OPEC(ブルームバーグ調査)=2月の減産量は前月比で79000バレル減少。