2016/03/03

2016年3月3日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年3月3日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

穏やかながらドル全面安。変動の時間帯となる午前零時~1時の動きが気になる。

欧州株と米株先物は小幅下落、ダウ平均も売りからスタート。米金利は上昇、WTIは小幅低下。

原油価格に対するセンチメントがやや変化し始めたのか、原油在庫増などのネガティブ材料にも大きな売りは見当たらず。

ポンド相場は、弱い経済指標が続出するも、GBPUSDの売りは限定的で、安定相場を維持。直近ではGBPショートの利食いの買い戻しが目立っている。GBPクロスの巻き戻しが強く、GBPUSDを底堅くしているが、ポジションの偏りの調整以外の材料は、英国民投票を意識せざるを得ず、潜在的な弱さは変わらず。

円相場は、超安定し114円+-20pipsのレンジが長く続く。円クロスでは円安傾向が見られが通貨間で異なる。EURJPY+AUDJPY+NZDJPYは続伸。CADJPY+GBPJPYは、欧州市場に入ってからは頭打ち。

豪ドルとNZドルはリスク選好の動きなのか、AUDUSD+NZDUSDは上昇、最近の値動きでは強さが目立つ。インフレの上昇傾向やGDPの増加傾向が続き、中国リスクも織り込み済みなのか、中国発の悪材料に売り反応鈍い。AUDJPYは何処まで上昇するのか? すでに続伸し買いにくいが注目したい。