2016/03/30

2016年3月30日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年3月30日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き


日経平均株価は-1.31%と大幅安で、逆に、中国株は大幅上昇へ。原油価格は38ドル台後半へと上昇。

昨日のイエレンFRB議長のハト派発言は、直近の地区連銀総裁多数のタカ派発言から考えれば、予想外の結果と受け止められ、米金利安+ドル安の大きな流れの変化へとつながり、今日の為替市場でもその影響が続いている。

実際の動きとしては、USDJPYの上値は重く、クロス円の修正とでも言うのか、クロスで円の買い戻しが強まり、USDJPYは112.40円をボトムにようやく下げ止まっている。

昨日の大変動で、GBPUSD+EURUSD+NZDUSD+USDCADでもドル売りで大きな変化を迎えているが、緩やかな利上げの決定は、原油価格と中国経済の不透明さを意識してのことと言っている。

つまり、本来ならば原油関連+新興国経済と結び付の強い通貨は売られてもいいのではと思えるが、実際にはその動きは見られず、米金利大幅に低下しても、米株の上昇力は予想外に鈍く、原油価格が下がってもカナダドルは買われ、ドル売り一辺倒になっていることがどうしても理にかなっているように思えない。

第1四半期の終了で新たなドル売り相場が始まるのであろうか? どうもそこまで決め打ちをする材料は見当たらない。為替相場も混とんとしている米大統領選の不透明さを反映しているのであろうか?

期末最終日を明日に控えて、特殊玉による為替変動も注意が必要。

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アジア開発銀行(ADB)=アジア途上国の今年の経済予測を12月6.0%→5.7%へ下方修正。米金融政策の引き締めが金融ボラティリ ティーを高める可能性があり、中国の一段の減速が近隣諸国に影響を及ぼしかねないほか、生産者物価のデ フレが一部の国の成長率を損なう可能性がある中、下振れリスクが強くなっている。

アジア開発銀行(ADB)=中国経済成長率予測2015年6.9%→2016年6.5%へ減速、2017年6.3%へと減速へ。

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