2016/03/18

2016年3月18日(金曜)昨日17日、海外市場の動き

2016年3月18日(金曜)昨日17日、海外市場の動き

株高、原油高、ドル全面安で、ポンド+豪ドル+NZドルは続伸、EUR+CAD+JPYは大幅上昇後は伸び悩む。

WTIは40ドル台へ上昇、ダウ平均は+155ドル高へと上昇、米10年債利回りは前日からやや低下、2年債は小幅上昇へ。DXYは大幅低下、CRBは大幅上昇、VIXは大幅低下。リスク選好型が強まりドル売りの流れが強まり、ポンドが全面高へ。

前日のFOMC後のドル売りの流れは、原油価格の上昇と株高に一日中続き、資源価格に敏感な豪ドル+カナダドル+NZドルはもちろんのこと、特にBOEの金融政策の発表後からポンドの上昇が目立った。

GBPUSDは、全面高。BOEが予想通り据え置きを決定したにもかかわらず、GBPUSDは急進し1.4500の重要なポイントへ上昇。GBPJPYは161.50台へ上昇、EURGBPは0.7810台へ下落するなど、クロスでのポンド買いが目立つ。

USDJPYは、円高傾向が続く。ドル売り+円売りの流れは破れ、リスク選好の円売りも見られず円買いが加速、USDJPYは一時110.60円台まで下落。午後21時のBOEのMPCでGBPJPYの買い(と思われる)動きに急反発し112円まで急伸。111.50円を中心とした動きへ。

EURUSDは、ユーロ買いの流れを維持。1.1250を超えてからは買いの流れが加速し、1.1340台まで続伸。1.1350を超えられず、BOEの決定後のEURGBPの売りに一時1.1280まで下落するも、上昇傾向を維持し1.1320近辺で推移。

NZDUSDは続伸傾向を維持。AUDUSDはクロスでAUD利食い売りが強く、GBPAUDも上昇、0.7650台で伸び悩む。

※※※※※※※※※※※※※※※※

BOE金融政策委員会=政策金利0.5%、資産買い入れ枠3750億ポンドの据え置きを、全会一致の9対0で決定、予想通り。

BOE議事要旨=最近のポンドの下落、大半は国民投票めぐる不透明感を反映。EU離脱の是非を問う国民投票を前にした不透明性や、成長鈍化懸念によってポンドが打撃利上げは前回のサイクルより段階的で低い水準になる見通し。今後3年間では利上げの可能性が強い。

ノルウェー中銀=政策金利0.5%引き下げ、追加利下げの可能性を示唆

ドラギECB総裁=政策金利が長期間にわたり低水準にとどまる、もしくは現行水準よりも低下する。リスクは引き続き下向。景気は回復しつつある、改善の兆し確認。

スイス中銀声明=スイスフランは大幅に過大評価、必要に応じて為替市場に介入する。世界経済の見通しは過去数カ月間で若干悪化し、国際金融市場は依然として振れが大きい。世界中で製造業や貿易の動向がなお弱く、一段の原油価格急落につながった。

スイス中銀声明=インフレ率予測2016年-0.5→-0.8%、2017年0.3→0.1%。成長率予測2016年1.5→1.0~1.5%へ下方修正。

南ア中銀=政策金利を0.25%引き上げ7.0%に決定。今年2度目の引き上げへ。

※※※※※※※※※※※※※※※※