2016/03/22

今日の英消費者物価指数を考える (取引通貨ペア GBPJPY)

今日の英消費者物価指数を考える (取引通貨ペア GBPJPY)

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6月23日に予定している、英国のEU離脱を問う国民投票ですが、、EU離脱によるデミリットははるかに大きく、その可能性は低いと考えたいのですが、最近の世論調査は賛否両論で拮抗しています。

英閣僚の辞任も目立ち、不穏なムードが高まっています。一般的に言えば英産業連盟(CBI)の試算では、2020年までに1000億ポンド(1450億ドル、約16兆円)の経済損失が発生し、95万人の雇用が失われるとあります。

GBPJPYは短期的に上昇傾向が続いていますが、4時間、日足、週足のチャートでは決定的な変化とはならず、ポンド安の流れが続いています。

今日の英CPIは、前月比、前年比共に前回より改善が見込まれており、コア前年比も1.2%と前回と変わらずの数字が予想されています。

過去41回のデータでは、予想と実際との差は、前月比で最大0.3%、平均0.08%、前年比でも最大0.3%、平均0.09%の差となっています。

過去29回のデータでは、GBPJPYで発表直後15分間の変動を見ると、最大116pips、平均でも53pipsと比較的大きな変動となっています。

ポイントとしては、161.30~50円の上値は重くなりそうですが、下の160.00に大きなポインがあり、このレンで動きが予想されます。今回は、発表直前のレンジを考えながら、取引を判断したいと思います。