2016年3月22日(火曜)欧州市場の動き
ブルッセルの空港と地下鉄のテロ攻撃と思われる爆破に、円は全円高で、ユーロとポンドは弱い。
アジア市場は、原油価格は41ドル台そ維持し、日本株高の流れにUSDJPYは112円台で推移するも、ブルッセルの報道を契機にしたリスク回避の動きに円は全円高となり、USDJPYも一時111.40円台まで下落。その後も戻りも限定的となった。
今日の欧州市場は多くの経済指標の発表が見られた。独IFOは106.7と4か月ぶりに上昇、独ZEW景況感調査も期待指数が4.3と予想には届かなかったが前回を大幅に上回り、仏・独・ユーロ圏の総合・製造業・サービス業PMIは総じて強い数字となった。
英国のCPIの前月比は前回のマイナスからプラスへと変化するも予想に届かず、前年比とコア前年比は前回と変わらず。
本来なら、経済指標が上向き傾向にあることでEUR買いの要因の一つとなっているが、今回ブルッセルで起きたテロ攻撃の影響が短時間で収まるのか、それともより深刻になるのか、現状では不明で、それまではリスク回避の動きが継続する可能性が高い。