今週明けから英国や欧州各国はサマータイムに入り、逆に週末には豪州やNZはサマータイムが終了する。月曜(28日)は、豪州、英国、ドイツ、スイス市場は休場(イースターマンデー)で休場となるが、米国市場はフルに活動するので、月曜の海外市場は通常の変動と変わらず。
今週は、3月の最終週に当たり、本邦の本決算、海外でも四半期決算に当たる。そのため、特殊要因による変動が大きくなる可能性が高く、スポット最終日の取引となる3月29日から31日のロンドンフィキシングの午前零時過ぎの動きは注意が必要。
今週の最大のイベントは、4/1(金)の米雇用統計で、それ以外にも金曜日のイベントは多い。米雇用統計がが強ければ4月27日のFOMCでにわかに利上げ観測が強まることが予想され、米金利の上昇+ドル高の流れが期待できる。
4/1(金)の日銀短観も気になる。日本の消費増税の是非が問われる中、また、7月の衆参同時選挙の期待を前にして、本邦企業の景況感は改善しているのであろうか? 4月28日の日銀の金融政策決定会合で追加緩和の有無を占う上で重要と思われ、弱ければ=追加緩和期待=株上昇=円安へ素直に動くことが予想される。
それ以外はいつもながら、米国発の経済指標はそれなりに重要で、欧州各国のGDP、CPI、雇用統計などの発表も多い。また、4/1(金)の中国の製造業・非製造業のPMIの発表も注目したい。
3/29(火)のイエレンFRB議長講演、3/31(木)はダドリーNY連銀総裁の発言が予定されており、注目したい。
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3/28(月) 欧州市場は夏時間へ変更、イースターマンデー
21:30 USD 個人所得+個人消費支出
23:00 USD NAR米中古住宅販売保留の仮契約指動指数
3/29(火)
08:30 JPY 雇用統計
22:00 USD S&P/ケースシラー総合20住宅価格指数
23:00 USD CB消費者信頼感指数
00:30 USD イエレンFRB議長講演
3/30(水)
08:50 JPY 鉱工業生産・速報値
18:00 EUR 消費者信頼感
21:00 GER 消費者物価指数
21:15 USD ADP雇用統計
03:20 CAD パターソン・カナダ中銀副総裁講演
3/31(木)
16:00 GBP カーニーBOE総裁発言
16:45 FRN 消費者物価指数
16:55 GER 雇用統計
17:30 GBP 第4四半期GDP
17:30 GBP 第4四半期経常収支
18:00 EUR 費者物価指数
21:30 CAD 月次GDP
21:30 USD 新規失業保険申請件数
22:45 USD シカゴ購買部協会景気指数
06:00 USD ダドリーNY連銀総裁発言
4/1(金)
08:50 JPY 第1四半期日銀短観
10:00 CHN 製造業PMI
10:45 CHN 財新製造業PM
17:00 EUR 製造業PMI
17:30 GBP 製造業PMI
18:00 EUR 失業率
21:30 USD 雇用統計
22:45 USD 製造業PMI
23:00 USD ISM製造業景況指数=
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
23:00 USD 建設支出
4/3(日) オーストラリア、NZは夏時間が終了し冬時間へ移行
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