2016/07/13

2016年7月13日(水曜)アジア・欧州市場序盤は、ドル高傾向は止まらず。ドル円は105円で折り返すも安値は104円止まり。

2016年7月13日(水曜)アジア・欧州市場序盤は、ドル高傾向は止まらず。ドル円は105円で折り返すも安値は104円止まり。

日経平均株価は+135.78(+0.84%)と連騰を続けていますが、昨日の日本株先物と比べると値を下げており、それほどの強さは感じられません。欧州株も下げからスタートし、原油価格(WTI)は46ドル台前半へと低下し調整色がみられます。

USDJPYの105円は多くの市場参加者が注目していた水準でもあり、投機的なロングや実需筋の売りターゲットゾーンであることが推測され、それを意識した動きとなっています。

日本株先物はNY終値から弱含みで推移してることを考えれば、こんなものであろうと妥協することもできますが、これで105円が今回の天井で、再び続落するかと言われれば、そのように感じられず疑問でもあります。

目先、104~104.50円のレンジで上下し、104円台後半で売りのポジションは十分利食える水準まで下げたことを考えますと、105円のりは継続、103.50円以下では買いが多いと思われます。

反面、現行水準では買い戻しの余力も少なく、売り買い共にターゲットに入るまでは、小康状態が続きそうです。

一方、EURUSD、GBPUSD、AUDUSD、NZDUSDと、ドル買いの流れが続いており、この流れは続きそうな気配です。

EURUSDは1.1000~1.1150、GBPUSDは1.3100までの下げ余力が、AUDUSDは0.7500を割ることもないでしょうし、NZDUSDも0.7200を割り込むことも考えにくいと見ています。

材料から考えますと、米輸入物価指数では役不足。カナダ中銀の金融政策で据え置き予想は間違いないと思われる中で、サプライズでもなければ、経済指標からくる変動要因は見当たりません。


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日銀=29日の日銀「展望リポート」で、政府が策定中の経済対策を可能な限り反映する方針。

安倍首相の10兆円規模の経済対策を取りまとめと、円高進行などで懸念された経済・物価見通しの大幅な下振れは回避される可能性が大きいと見られている。

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