2016/07/27

2016年7月27日(水曜)欧州・米国市場序盤は、FOMCを直前に動きは鈍い。

2016年7月27日(水曜)欧州・米国市場序盤は、FOMCを直前に動きは鈍い。

為替相場は動けず、米株は上昇からスタート、原油価格(WTI)は43ドル台へと上昇、米10年債利回りは1.55%へとやや低下。

FOMCを明日未明の午前3時に控え、追加利上げの期待は見られないが、年内の利上げを読み取ることができるのか? 景気見通しを上昇修正するのか? そのニュアンスで為替相場が上限変動することは避けられず。あるいは、意図的に上下させる動きが予想される。

注目の米耐久財受注は、前月比-4.0%(予想-1.1% 前回-2.3%)、除く輸送機器・前月比-0.5%(予想0.3% 前回-0.3→-0.4%)と予想外の悪化にドル売りへと動くも、売りは限定的で、USDJPYは逆にクロスでの円売りに底堅く推移。

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GBPUSDは、欧州市場で発表された、英第2四半期GDPの速報値は、前期比0.6%、前年比2.2%と強く出るも、GBPUSDの買いは1.3140台へと瞬間芸で続かず。逆に1.3070台まで続落へ。弱い米耐久財受注に1.3130台まで値を戻すも、引き続き売り圧力は変わらず。

EURUSDは、アジア市場の1.0980台をボトムに欧州市場に入り1.1000台まで上昇するも、結局は1.0980~1.1010のレンジ狭いレンジ相場で、FOMC待ちの動きへ。

USDJPYは、為替相場をリードする動きも午後2時で終了。日本発の「財政刺激策+日銀の追加緩和期待」の狂想的動きも、結局は50年利付国債の発行は確認できず。

安倍首相から「経済対策の事業規模28兆円超・財政措置13兆円」と大風呂敷を広げた結果に、「円売り+株高」が加速するも106.50円をピークにし、スタート視点の105.50~60台で動けず。FOMC待ちで、29日の日銀の結果を確認する動きへ。


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ECB公表データ=6月の企業・家計向けの融資の伸びが加速し、緩慢ながら安定した回復が続く。前年同月比1.7%(5月1.6%)