2016/07/06

ふと思うこと!

ふと思うこと!

いつものことながら、株関係者は、「円高で株安」になったといい、為替関係者は、「株安で円高」になったと思っている。まさに、「卵と鶏」の関係で、結論を出すことは止めにしよう!

人間、私を含めての話になりますが、特に投機的なポジションを持っている人間は、なぜに優柔不断で傷心なのだろうか? 

英国民投票の直前では、世論調査やブックメーカー・オッズで右往左往させられ、結果判明では、激しい値動きに積極的について行けず。

いざ落ち着きを取り戻した際に、リスク回避のポジションを取ると、逆に予想外の円売りやポンド買いのリスクオンで株高に遭遇。

虎の子の円ロング、ポンドショートのポジションを切らされてしまい、ギブアップ。と、思えば今度は振出に戻り、リスク回避の動きが再燃し、GBPUSDは歴史的な1.30を割り込み、USDJPYも100円台へと下落。

結果、GBPJPYは2012年12月来の128円台へと大幅に下落しており、ショートポジションを持っていれば大儲けできていたはず(たらればですが)。

歴史的に過去に例のないことだけに、英国の政治的・経済的混乱の度合いを測ることは難しい。

カーニーBOE総裁はEU離脱後、何度市場の混乱を鎮めるために会見に臨んだことか? 確か3~4回と記憶しているが、不動産価格の下落の予兆が示す通り、追加緩和の可能性も強まり、正直底なところポンド相場の底値の値達成感は感じられない。

今までの流れを振り合えってみると、思うことがある。リスク回避の、株安=円高で、周囲がみなベアになると、過去の教訓から持ちっぱなしでは儲けること難しい。

ここは、じっと我慢。市場のセンチメントに変化が生じ、市場のポジションがリスクオンになり、周りが円ショートやユーロ・ポンド相場が強気変化し、その支持者が増えたタイミングをみて売りへ。

それが、今日(明日未明)のFOMC議事録になるのか、週末金曜日の米雇用統計になるのか? それとも、参議院選挙の結果が反映した7月11日(月)になるのか、さてさて。