2016/07/06

2016年7月6日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年7月6日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

リスク回避の「株安=ドル買い+円買い」も、FOMC議事録を意識したのか、欧州市場から流れはやや変化。全体的に株価を除き、行き過ぎたリスク回避の流れの巻き戻しが見られた。

また、米貿易赤字は拡大し、米ISM非製造業景況指数は弱くドル買いの流れを削ぐ動きとなるも、大きな変化は見られず。

目立ったのは、AUDUSDの上昇。アジア市場の0.7410近辺をボトムに、欧米市場は0.7500を近くまで上昇し、前日終値水準を上回る。

英国・欧州株は軒並み下落、米株も下落からスタートするも、原油価格(WTI)は続落し46ドル割れから46ドル台半ばへと値を戻し、米10年債利回りは低下傾向が続き一時1.323%まで低下するも1.36%台へ値を戻す。

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USDJPYは、円高傾向は続くも、100.20円をボトムに101.20円近くへと約100ポイント近く値を戻し、買い戻しも弱まる。

EURUSDは、1.1040→1.1090近くへと上昇するも、1.1100を超えられず、再び1.1020台へ下落。


GBPUSDは、アジア市場の安値1.2790をボトムにし、一時1.30台まで値を戻すも、再び売りへと変化。

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英10年債利回りは過去最低を更新=6月23日1.373→0.731%へ大幅に低下。

シンクタンク=ギリシャは緊縮財政で、-1.0%の成長を予測。

リンデ・スペイン中銀総裁=英国のEU離脱の決定に、EUの将来について熟考する局面がくる。ユーロ圏の安定や景気回復への影響を判断するのは時期尚早。

リンデ・スペイン中銀総裁=高齢化や生産性の伸び悩み、高水準の公的・民間債務により、ユーロ圏の潜在成長力が抑制されており、ユーロ圏への失望感と信頼欠如につながっている。

タルーロFRB理事=インフレが上昇するまで辛抱することがより良い方法。

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21:30    CAD 5月 国際商品貿易=-32.8億カナダドル(予想-26.8億カナダドル 前回-29.4→-33.2億カナダドル)→ 前回の赤字額は上方修正され、予想を上回る赤字額となった

21:30    USD 5月 貿易収支=-411.4億ドル(予想-400億ドル 前回-374→373.8億ドル)→ 赤字幅は予想を上回る

22:45    USD 6月 総合PMI・確報値=51.2(予想 前回51.2)、サービス業PMI・確報値=51.4(予想51.5 前回51.3)→ 前回と変わらず

23:00    USD 6月 ISM非製造業景況指数総合=56.5(予想53.4 前回52.9)→ 予想を上回る

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