2016/07/21

2016年7月21日(木曜)アジア・欧州市場序盤は、NZドル安+円安。

2016年7月21日(木曜)アジア・欧州市場序盤は、NZドル安+円安。

日本株は連騰し7月11日の参議院選から上昇の流れは止まらず。日経平均株価は+128.33(+0.77%)と上昇。結果、円売りも止まらず。原油価格(WTI)は46ドル近くへと上昇、米10年債利回りも1.59%近くへと上昇。

USDJPYは、買いも弱まるが107円台での推移。NYクローズの午前6時の急上昇に意図的な動きも残るが、この午前6時と仲値の午前10時共に107.50円を試し失敗。

株高+20兆円兆超の経済対策規模を好感し、日銀の追加緩和の期待感もあり円売りが加速。ただし、実需筋というより投機的な雰囲気が強いように思えてならない。

NZDUSDは急落。早朝に、NZ中銀は緩和的な金融政策を継続すると再表明。市場では8月の利下げ、または、8月と11月に0.25%の利下げ観測が広まるり、0.7020台→0.6950台まで一時急落、0.7000の壁を割り込む動きが続いている。

GBPUSDは昨日の海外市場と同じく1.3200台をボトムとし底堅く安定推移。昨日BOEが「英国のEU離脱による英経済が急速に減速している明確な証拠はない」と報告、BOE金融政策委員の中でも、利下げ派と据え置き派の意見が分かれ、市場は緩和を織り込みながらポンドショートが多く、その巻き戻しが続いている。ただし、離脱の正式調停の日程も定まらず、中長期的な不透明緩和変わらず。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

NZ中銀は緩和的な金融政策を継続すると再表明したことで市場では利下げ期待が高まる。世界成長のダウンサイドリスクが高まる。NZドル高で低インフレにとどまるリスクがある→ NZDU売りが加速。

NZ中銀は住宅ローン利用者の預金基準をめぐり規制を強化する措置を先に発表、その影響もあり、8月に0.25%、11月に0.25%の2回や、年内に一度の利下げ観測が強まり、NZドル売り圧力が強まる。

中国人民元の世界での決済シェアは6月に低下し、約2年ぶりの低水準を記録。

※※※※※※※※※※※※※※※※※