2016/07/07

2016年7月7日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年7月7日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

アジア市場、株安=円高、欧州市場序盤、株高=円安と流れは変化。英国のEU離脱選択の後遺症は癒えないが、明日、8日の米雇用統計を前にしたポジション調整も意識。

日経平均株価は-102.75(-0.67%)と下落するも、欧州株は強く大幅上昇で、原油価格(WTI)は47.80へ小幅上昇。

為替市場は、円高水準を維持するも、アジア市場では日本株安=円高傾向が続いていた。欧州市場にはいると、株高=円売りへと切り返し、クロスでも円を売る動きへと変化。

AUDUSDは、S&Pが豪ソブリン格付けの見通しを引き下げたことで、売りへと変化し、一時0.7460台まで急落。アジア・欧州市場の序盤では、0.7500を中心とした狭いレンジへ。

逆に、NZDUSDは、AUDNZDの売りの影響もあり、底堅く緩やかに上昇。大枠0.7050~0.7250のレンジに入りし、0.7250超えを達成できるか?

USDJPYは、株安=円高の動きにアジア市場では続落し、一時100.60台まで下落。欧州市場に入ると、株高=円売りへと変化し、下攻めもできずショートカバーに101円近くまで切り返す。引き続き101.50近辺がポイントに。

GBPUSDは、株高で推移し、英ハリファックス住宅価格、鉱工業生産、製造業生産と予想を上回ったこともあり、1.3000を超えることはできずにいるも、ポンド売りの流れは弱い。

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S&P=豪州のソブリン格付け「AAA」の見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更。総選挙の結果、財政状況の悪化の可能性を指摘。

黒田日銀総裁=景気は基調として緩やかな回復を続けており、先行きも緩やかに拡大していく。

日銀の地域経済報告(さくらレポート)=支店長会議で、全9地域のうち7地域が前回4月の景気判断を据え置き、中国と九州・沖縄の2地域が下方修正。

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15:00    GER 5月 鉱工業生産=前月比-1.3%(予想0.0% 前回0.8→0.5%)、前年比-0.4%(予想1.5% 前回1.2→0.8%)→ 前回が下方修正され、予想も下回る

16:15    CHF 6月 消費者物価指数=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比-0.4%(予想-0.5% 前回-0.4%)、HICP前月0.0%(予想0.0% 前回0.1%)、HICP前年比-0.6%(予想-0.5% 前回-0.5%)

16:30    GBP 6月 ハリファックス住宅価格=前月比1.3%(予想0.3% 前回0.6→0.9%)、前年比8.4%(予想7.8% 前回9.2%)

17:30    GBP 5月 鉱工業生産=前月比-0.5%(予想-0.9% 前回2.0%)、前年比1.4%(予想0.5% 前回1.6%)、製造業生産高=前月比-0.5%(予想-0.9% 前回2.3%)、前年比1.7%(予想0.8% 前回0.8%)→ 予想を上回る


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