2016/07/08

2016年7月8日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年7月8日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

今月もサプライズな米雇用統計は、市場に変動を与えた。

非農業部門雇用者数は28.7万人(予想17.5万人)と大幅上昇に、一時ドルは全面高。これを受け、米年内の利上げ観測も若干上昇へ。

詳細からは、強弱が混在。前月分の非農業部門雇用者数は3.8→1.1万人へと下方修正され、時間当たり賃金は前月比0.1%にとどまり強さは感じられない。また、失業率は4.9%と予想4.8%・前回4.7%から悪化するも、労働人口の増加とのことであまり気にしていないようである。

欧州株は大幅上昇、米株も強い雇用統計に上昇、原油価格(WTI)も45ドル台半ばへと上昇。米2年債利回りは0.62%台へ上昇。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

米雇用統計後の為替相場は、米雇用統計で動きは一変、急激なドル買い→ドル売り→ドル買いと大きく変化。

AUD+NZDは強く、AUDUSD+NZDUSDは、強い米雇用統計に急落し、一時昨日終値水準を割り込むむ、直ぐに値を戻し上昇へ。中国経済の不安定さをあまりにも意識し過ぎたのか、上昇が続いている。

AUDUSDは、急落により200時間MA0.7470近辺まで値を上げるも

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


米短期金利先物市場=年内の利上げ確率19%→24%、来年6月まで27%→35%。

ムーディーズ=英国のEU離脱の影響に関するリポートで、英成長率予測を引き下げ、EU域内に飛び火することが最大のリスク。2016年成長率予測1.8%→1.5%に、2017年を2.1%→1.2%に引き下げた。ユーロ圏も2016年1.7→1.5%、2017年1.6%→1.3%へ。

IMF=ユーロ圏に関する見通しで、インフレ見通しが悪化すれば資産購入が正当化される。ユーロ圏19か国の成長見通し2016年1.5→1.6%、2017年1.6%→1.4%。