2016/07/23

2016年7月23日(土曜) 週末、22日海外市場はドル全面高、混乱も多い

2016年7月23日(土曜) 週末、22日海外市場はドル全面高、混乱も多い

英国のEU離脱の影響に英PMIは急低下、ポンドは下落。PMIは強かったが独ミュンヘンで発生した乱射事件に、ユーロは下落。豪中銀の利下げ期待に、豪ドルは弱く、強いカナダ経済指標にも、弱い原油価格に、カナダドルは強さは見られず。

そして、USDJPYは、日銀の利下げ期待は根強く、リスク回避の円高に動けず、106円台前半で推移。

米株は小幅上昇、NYダウは+53.62(+0.29%)、原油価格(WTI)は44.23ドルへ低下、米10年債利回りは上下しながら1.566%と前日あまり変わらず。

EURUSDは、英国のEU離脱後に初のPMIは意外にも強く胸をなでおろすなか、独ミュンヘンショッピングセンターで乱射事件が発生。フランス、ドイツと続く、悲惨はテロ攻撃に潜在的なユーロ売りは変わらず。

EURUSD1.1000以下の買いが続いていたが(オプション絡みでは?)ついに1.0950台まで下落し、終値ベースでは3月10日来となる1.1000を割り込み1.0970台のユーロ安で取引を終えた。

GBPUSDは、欧州時間に発表の英総合PMIは7月に47.7と2009年4月以来の低水準で弱すぎ、マークイット・エコノミストは、、英国のEU離脱の選択が影響し国内経済が劇的に悪化した模様とサプライズにポンドは急落。終値ベースでは何とか1.3100の大台を維持するも、戻りは限定的。

さて、USDJPYは、106円前半で動きは鈍い。本来ならミュンヘンで発生した乱射事件に安全資産として円の買いが強まるところながら、105.80円近辺が精一杯。来週に日銀が緩和するとの期待感が先行しており、円買いも弱く、105.50円に大きな壁が存在。ただし、過去の教訓から失望したときの反動は恐ろしいものがある。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

独ミュンヘンショッピングセンターで乱射事件が発生=複数の死傷者が発生、ミュンヘン市に非常事態。→ EUR売りが強まる。