2016/07/18

2016年7月18日(月曜)アジア・欧州市場序盤は、トルコ軍事クーデターも未遂に終わり、元も水準へと逆戻り。

2016年7月18日(月曜)アジア・欧州市場序盤は、トルコ軍事クーデターも未遂に終わり、元も水準へと逆戻り。

週明け、東京市場が海の日で休日の月曜日。先週NY市場引け間際で発生した、トルコの軍事クーデターは多くの死傷者をだし未遂に終わった。

週明けからリスク回避の巻き戻しで、USDJPYは上昇、EURUSD+GBPUSD+AUDUSD+NZDUSDは、先週金曜日の終了間際のトルコクーデター報道に急変した地点に逆戻り。

トルコのクーデター未遂が、エルドアン大統領にとって反対派勢力の一掃という権力掌握の好機なのか、それとも、今後の不安定な状況を予兆するものなのか、今後の為替相場、特にユーロ相場にとっては重要に思えてならない。

USDJPY相場は、開始直後から106円台まで一時上昇するも、日本は休日で株式市場の動きはなく、本来の円相場が見えてはこない。19日からスタートする東証マザーズ指数先物取の株価へプラス影響も気になる。

週末金曜日引け間際の薄い取引の中で、105円以下のストップを誘発し104.60円台まで急落し他ことで、逆に105.00円以下の買い余力ができているようにも見える。

NZDUSDは、早朝に発表されたCPIは前年比は変わらずながら、前期比が予想を下回り、直後に急落し回復力も弱い。他の主要国が総じて先週金曜日の急落直前の水準まで値を戻しているにも関わらず、利下げの思惑が残り弱さが目立っている。

GBPUSDも、先週末、金曜日の急落直前の水準まで値を戻し、注目のウィールBOE政策委員の講演で、「早期の利下げがの必要性を重要視せず」との内容に、底堅く推移している。ソフトバンクグループ は、英半導体設計ARMホールディングス を約240億ポンド(約3.3兆円)で買収との報道が流れが。買収資金はどのように準備・調達するのであろうか? GBPJPYの相場に影響する可能性もあり、気になっている。


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ウィールBOE政策委員=市場を安心させるために早期の利下げが必要との主張も重要視しせず。消費者も企業もパニックは見られず。

ウィールBOE政策委員=来月に利下げ判断は、需要への短期的な打撃が、長期的なインフレ圧力を帳消しにするか判断。

ソフトバンクグループ =英半導体設計ARMホールディングス を約240億ポンド(約3.3兆円)で買収へ。

中国人民元=一時5年半ぶりの安値へ下落、USDCNYは6.7000近くへと上昇へ。中国人民銀行がドル売り介入を実施したとみられる。


トルコクーデーター未遂=軍・司法関係者6000人拘束 死者290人超に。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=FOMCメンバー間で意見にそれほど開きはない。相違点は利上げ時期を「より早く」または「少し遅く」するかの点。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=インフレに関する深刻な議論はなく、超低金利の維持が金融の安定に与える影響がやや議論されているだけで、金融政策に関する協議が変化している。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=低い潜在成長率が長年にわたり続く可能性が想定でき、金利は低いレンジにとどまる。金融政策を補完する財政、税制、規制などの改革を進める必要がある。

調査会社EPFR=国民投票後の3週間で、ポンド安や資金流出により、英ファンドの受託運用資産の時価総額が400億ドル超減少。

菅官房長官=今月末をめどに取りまとめる経済対策の財源として赤字国債を発行しない方針。追加緩和は、日銀の判断にゆだねる。

総合的で大胆な経済対策は=「未来への投資」をキーワードに、保育士や介護士の待遇改善、インバウンド観光振興につながるインフラの整備、リニア中央新幹線の建設加速、中小企業の資金繰り支援。さらに、博多港や横浜港を大型クルーズ船が寄港できるよう整備、成田空港、羽田空港、新千歳空港の発着枠の拡大も前倒しで進める。

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