2016/07/19

2016年7月19日(火曜)欧州・米国市場序盤はドル全面高、強い米住宅着工+建設許可にさらにドル買いが強まる。

2016年7月19日(火曜)欧州・米国市場序盤はドル全面高、強い米住宅着工+建設許可にさらにドル買いが強まる。

英FTSEは小幅上昇するも、欧州株は総じて下落、NYダウも小幅下落からスタート。原油価格(WTI)は45ドル台後半と小幅安で推移。米10年債利回りは1.56%と小幅安。

英CPIの前年比0.5%と前回0.3%から上昇、コア前年比も1.6%と前回の1.4%から上昇するも、英国のEU離脱前のデータでポンド安の影響は反映されず。

米住宅着工+建設許可は予想を大幅に上回り、ドル買いがさらに強まり、ドル全面高へ。

USDJPYは、ドル高=円高の流れは見られず、日本の景気刺激策=株高=円安の方程式を意識したUSDJPYの買いが続く。円はクロスでは大きな変化は見られず、USDJPYは106.20~30へ上昇し、ドル全面高の流れへ。21:30時の強い米住宅着工+建設許可に106.50台まで続伸、6月24日の高値106.80円台を意識。他の主要国通貨でもドル買いが強まる。

GBPUSDは、1.3400台を終値ベースで達成することはできず売りへと変化。。ブリハBOE政策委員は「利下げに加えて追加的な政策措置が必要になる」と発言、ウッズBOE副総裁は「英国の住宅市場が、EU離脱決定により鈍化」と発言に売りの流れは止まらず。英住宅価格指数は低下、英国のEU離脱を意識した経済活動の鈍化懸念も残り、売り圧力が続く。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


ウッズBOE副総裁=英国の住宅市場が、EU離脱決定により鈍化。住宅市場を取り巻く兆候が少しずつ現れている。

IMF世界経済見通し=2016年3.2→3.1%へ下方修正。